文化は非合理的なものだから良いも悪いもなくどう捉えるかということ

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どうもおしょうです!

なにやら前に実験した100均のお香の話しが、

興味を持ってくれた方が、結構いたみたいで、

実験してみてよかったなぁーっと思います。

 

こうやって、自分で実際にやってみるのが、

一番確実でいいですからね。

 

ちなみに、前の話しを補足しておくと、

僕自身は特に100均のお線香を目くじら立てて、

批判するつもりはありません。

 

というのも、あーゆーのが出てきた背景には、

そもそもお香が高くて一般の人がなかなか買えない、

という時代背景が戦後にあったわけです。

 

だから、今でもお通やや、お葬式で香典といった形の、

お香をみんなで持ち合うという名残が残っていたりします。

 

そんなお香は高価なものの時代から、

大量生産でコストを抑え、安価で誰でも手に入りやすい、

時代がやってきました。

その価格競争のなれの果てが、100均のお香だということです。

 

まー誰が悪いというよりも、

時代がそうさせたといった方がいいのかもしれません。

 

だから、使いたい人は使えばいいし、

それを横からとやかくいうともりはありません。

 

いろんな選択肢があった方がいいですからね。

 

要はどこを基準に見るかということです。

お線香を仏教儀式を基準にしてとらえるのか、

健康を基準に見るのか、

香りを基準に見るのか、

安さを基準に見るのか、

なんでもいいから近場で手頃なもので見るのかによって、

なにが良くてなにが悪いかは、別れてきたりします。

 

ただ、今回は僕自身の主観と、

仏教的な意味合いと、健康を基準にしたら、

良くないといったことを言ったということですね。

 

だから、絶対的な正義もないし、悪もない。

あるのは自分の基準だけということですね。

 

まー個人的には、100均のお香は自分だけで使う分にはオッケーですが、

誰かに贈るとか、誰かが関わるときに、それを選ぶのは、

ちょっとどうかと思うといった感じですね。

 


 

このように、なにを基準にするのかによって変わってくる

というのは、文化的なものには、よくあることだったりします。

 

文化的なものっていうのは、

だいたいふわっとしていて、非合理的なものが多かったりしますからね。

どちらかというと、思想的なものの方が強かったりします。

 

だから、伝統なんちゃらっていうのは、

いろんな流派に分かれていたりするんですが。

 

例えば、

お辞儀なんて、合理的に考えれば無駄な動きですよね?

相手の前に立って、頭を下げる行動というのは、

客観的に見て、不可解な動きだったりします。

 

別に頭下げなくても、「こんにちは」って、言えばいいわけですし。

 

でも、みんな形式ばった場所や、

初めてあった人なんかには、一礼をするわけです。

 

逆にアメリカなんかは、シェイクハンドですよね。

あれも別に要らないっちゃいらない。

でもやる。

 

その「でもやる」というところに、

各々の思想や考えというのがあるわけですね。

それを集団でやるようになると、文化になると。

 

そこには正解もないし、間違いもありません。

要は、自分がどういう文化を持っているか、

相手がどういう文化を持っているかということにすぎないんですね。

 

だから、

よくわからない文化的なものを見る時は、

できるだけ自分の考えを外し、合理的な考えも外し、

見てみるというのが、正しい文化の見方だと思っています。

 

見た後、好きか嫌いか、

どうするかは自分しだいということですね。

 

ただ、

いろんな捉え方がある中で、

「自分はこう選んでいる」という自覚は

忘れないようにしなければいけないということです。

 

文化とは非合理なものなので。

人の心と同じですね。

 


 

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2 件のコメント

  • 『自分はこう選んでいるという自覚』すごく心に響きました。自分がただ感覚的に選んだ好き、嫌い、苦手、得意の中にもちゃんと理由があるはずなのに、自覚をしていないから曖昧になり、どうでもよくなったり、安価なものに流れやすくなるんでしょうね。
    物が溢れすぎている世の中だからこそ、自覚(想い)を大事にして、ゆくゆくは相手や自分も大事にできたらいいなと感じました(^人^)

    • そうですね。あらゆる自分の心理状況を理解していると、

      気持ち的にも楽でいられると思います。

      まさに心の瞑想ですね。ポイントとしては、良い悪いは置いておくということです。

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