電気の線香でわからないお線香をモクモクと焚く意味とは!?

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どうもおしょうです!

2月も半ばということで、

年末からの騒がしい季節と比べて、

だいぶ落ち着いてきたんじゃないでしょうか?

 

なにやら巷では、

芸能ニュースが連日連夜賑わいを見せているようで、

いたるところでいろんな芸能ニュースが耳に入ってきたりします。

 

いや、ほんと、

こういう僕達の生活にあまり関係のない

芸能ニュースばかり取り上げられると、

裏で取り上げられない大事なニュースが

あったんじゃないか?

って勘ぐっちゃいますよね。

 

でもまー

今回の一連の芸能ニュースはなにか

裏で思惑が働いているておこるものでも

ないので、たまたまそうなったんだろうなっと思います。

 

ただ、

こういう連日連夜、

似たようなニュースだけが取り上げられている時は、

取り上げられていないニュースはどんなんだったのか?

ということを調べてみるというのは、

大事なことだと思います。

 

今でこそ、

ネットが発達してそういう取り上げられない

ニュースも知ることができますが、

昔はそうではなかったですからね。

一部の権力者が情報操作をし放題だったわけですから。

 

そう考えると、

今のネット環境というのはありがたいことです。

 

ただその半面、

本来問題じゃないことも、

炎上して問題視されることも多いですが。笑

 

まー良いこともあれば悪いこともあるということですね。

 

で、

そんな話しを前置きにしつつ、

今日は以前知り合いに聞かれたことをお話ししようと思います。

 

それは、

線香ですね。

 

なんか最近はお香関係続きですが、

そういうサイクルだと思って聞いてもらえればと思います。笑

 

で、

知り合いが言っていたことは、

最近電気の線香がでてるらしいね。

っと言っていたことです。

 

まーそれじたいには深い意味はないのですが、

電気の線香があるということに、

驚きがあったそうです。

 

で、

そうなると、

なんで線香を火につけて燃やす意味があるの?

ということになります。

 

そうですよね。

電気の方が便利だし、

火事の心配がなく安全ですから、

合理的に考えれば電気線香の方が良かったりします。

 

お坊さんも線香になかなか火がつかなくて、

焦れったい思いしなくてすみますから。笑

 

ただですね、

なにもかも合理的なものに

してしまうと仏教の本来の意味が無くなったりします。

 

仏教の本来の意味というものは、

目に見えない一見「無駄」なことが、

仏教が伝えているものだったりするからです。

 

点ではなく、線といった感じ。

 

もうすこし簡単にいうと、

結果ではなく過程に意味があるといった感じですね。

 

なので、

電気線香は一見便利で安全なもの

なのですが、仏教的な意味合いからすれば、

大事なことが抜け落ちているということになります。

 

仏教において、

「線香を燃やすこと」というよりも、

「線香の煙をだす」ということに意味があるからですね。

 

そう、

煙に意味があるのです。

 

そうれはどういう意味かというと、

諸々の説がありますが、

1つは心の準備です。

 

家の玄関に敷居があるように、

線香もまた、

匂いを嗅いだり煙をあびたり、焼香をすることによって、

ここから先はいつもと違う時間。

というのを鼻と目と行動で自分の心に呼びかけているんですね。

玄関の敷居も同じように、

敷居がないと境目がぼやけて、どこから家の中なのか、

うやむやになってしまいますからね。

 

これが儀礼的な場所だと、

どうしてもメリハリがつきにくく、場の締りが悪く、

惰性で終わってしまいます。

 

ので、線香を焚き匂いを嗅ぐことによって、

そろそろ気持ちを切り替えましょうねっとやんわり伝えているんですね。

 

で、

あともう一つの理由としては、

身を清めるという意味があります。

今でこそシャンプーやボディーソープ、

香水など体の体臭を消すものが当たり前のようにありますが、

昔はそうではありませんでした。

まー臭いのが当たり前、そんな世界ですね。

 

体臭ならまだしも、

衣服の汚れの匂い、

食べ物の匂い、トイレの匂いなど、

そんな日常生活での匂いも一般的に普通だったんですね。

 

なので、

線香を焚くことによって、

そういった不快に感じる、

または不純な匂いを消し、

仏さんや先人に対する敬意として身を清めたんですね。

 

その他に、

線香には防虫効果があるのもありますから、

そういった害虫やお供え物の食べ物の匂いで、

よってくる獣などが神聖な場によってこないように、

お線香を焚かれていたと言われています。

 

で、

これら具体例としてあげたものをひっくるめると、

要は、お線香を焚くということは敬意のしるしなんですね。

なので、

普段の生活において煩わしいことかもしれませんが、

ほんの僅かな時間でいいので、

お焼香をしながら先人や仏さんに感謝して向き合って

みてはいかがでしょうか?

おそらく簡素なもので終わるよりも、

なにかを感じていただけると思います。

 

なにかと向き合うためのもの、

それが本来の仏教儀式においてのお線香の役割なんですね。

 

 

ちなみに、

こういっていますが、

電気線香を反対しているわけでもなく、

電気線香は電気線香で「火事にならない安全なもの」

として良い面もありますので、

そういったことを危惧される方はお使いになられればと思います。

前に線香で火事がありましたもんね。

お年寄りの一人暮らしの方にはいいかもしれません。

2 件のコメント

  • 電気線香があるなんて知らなかったです。便利?な世の中ですね~
    確かに、おしょうさんのおっしゃる通り一人暮らしのお年寄りには向いてるかも…
    でも、そういったお年寄りの方が避けられるかもしれませんね。
    我が家は仏壇などないですが、お線香焚きます。
    あの煙、あの香り落ち着くです。
    ですので、おしょうさんのおっしゃる清浄敬意という意味での使い方とは若干外れてるのかな…

    • 少し僕が言葉足らずでしたね^^;

      今回お話ししたのは、お寺の儀式においての「線香の役割」

      の話ですので、

      普通にお香を楽しむということに関しては、

      ご自由に香りを楽しんでいただければいいと思いますよ。

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