今も田舎にありつづける不思議な自宅葬とは?なぜか魅力がそこにはある

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どうもおしょうです!

人の死とはわからないもので、

いつ亡くなるかなんて誰にもわからなかったりします。

なので、

いつも急なんですね。

 

そして

バーーっと

バーーーーーーっと

葬儀まで行っていきます。

 

それまでの予定とかを調整したり、

キャンセルしたりしながら、

やっていくわけで、結構ドタバタだったりします。

 

でもその反面、

エネルギーがその瞬間、その場所に一気に集まるので、

田舎だとちょっとした行事ごとになったりします。

 

まー最近は、

そんな葬儀のドタバタの大変さや、

大金がかかる費用も相まって、簡略化しつつ流れになっていますね。

 

これに関しては今までの反動だし、

大変さや費用面からみて簡略化したいという気持ちもわかります。

お坊さんがいうのもあれですが・・・笑

 

仕方ない、

わかるんですから。笑

 

それで、

今回入った葬儀で珍しいものがありました。

それは、

自宅葬ですね。

お家でやる葬儀です。

 

僕自身も自分の家でやるときは、

お寺があるんで自然と自宅葬になるんですが、

人の家での自宅葬は初めてでした。

 

それで

自宅でやるわけなんで、

祭壇とか棺とか大きい部分以外は、

全部自分たちで準備するんですね。

 

飾りつけやらご飯ものやら、

交通整備なんか。

 

だから、

お通や前にして家に人がごった返すんですが、

それがまた昔の「葬儀の原風景」を垣間見ることができて、

「昔はこんな感じで当たり前のようにやってたんだなぁ~」って思います。

 

なんというか、

喪主側は大変かもしれませんが、

見てる側からすれば、これも悪くないなと。

 

地域独自の風習があって、

それがまた情緒があっていんですよねぇ。

 

カーンカーンと夜の田舎町に鐘とお経が鳴り響くわけです。

 

効率的な部分でみれば、

簡略化の方がいいかもしれませんが、

あえて非効率で昔ながらの自宅葬も悪くないと思いましたよ。

 

そんなわけで、

手作りで飾りつけをするわけなんで、

昨日はお葬式に使う旗を作っておりました。

 

ちなみに写真手前にある三角のものは、

棺を担いで霊柩車まで歩く時に担ぐ人が耳につけるもの。

なぜか?

といえばこれも風習的なものなので、正しくはわかりかねますが、

おそらく結界的なお呪いの意味があると思います。

棺を担ぐ人が死で穢れないようにみたいな。

そんな穢れの文化からきてるんじゃないかなぁーっと思います。

 

文字に関しては梵字ですね。

昔のサンスクリット語です。

 

あ、そうそう、

家から霊柩車まで棺を担いで歩くといいましたが、

今回のような場合は、数十メートル担いで歩きます。

これは、昔の土葬の時のなごりで、

家から墓地まで歩いていたことから今も距離を縮めて行われているということです。

 

そして、

奥で若干見切れていますが、

でっかい旗があります。

それもまた棺を担いで行列をくむときに

持って練り歩くものですね。

紙には仏教の言葉が書かれていて、

長年住んだ家から出る時に際して、

無事成仏しますようにといった意味が込められていると思います。

 

とまーこんな感じで、

その地域ごとに独自の弔い方が違ってくるので、

町の風習に興味がある方は、その町の自宅葬を調べてみると、

面白いかもしれませんね。

知られざる町の過去がわかるので。

 

っということで、

最近、嫌悪されがちな自宅葬も

意外と悪くないよっというお話しでしたー(^^)

 

あえて自宅葬をやるって、

なんか意味ありげでカッコイイですからね。

 

人の死からエネルギーが生まれる、

そんな感じを得ました。

昔ながらの葬儀、不思議なものです。

2 件のコメント

  • 自宅葬..私が小さい頃、この辺りでもありました。
    集会所に集まって、ご飯の準備なんかをしている光景みたことあります。
    が..最近ではセレモニーホールにお任せになっていますよね。
    数年前、父が他界した時もセレモニーホールでした。
    それこそ、急だし何をどうしてよいのかもわからないしで凄く助かりました。
    昔の風習だったりも大切ですが、これもまたひとつだなぁ~と。
    でも継いでいけるものは、継いでいきたいですよね。

    • セレモニーホールは助かりますよね。

      なんでもそろってますし。

      僕もたまに町のホールに行った時には、

      なんでもそろっているので驚いちゃいます。笑

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