戒名はボウズの金目当てなのか?なぜ戒名をつけたがるのか書いてみた

どうもおしょうです!

先日、東京にいくつでに新幹線の中で、

本を読んでおりました。

 

なぜか電車の中って、

集中して本が読めますよね。

 

個人的には電車移動の、

そういうところが好きだったりします。

(まー寝てしまうこともあるんですが。笑)

 

で、

この前読んでいたのが、

戒名の話し。

 

戒名って、お坊さんやっていると、

たまに「戒名っているの?」なんてことが、

よく聞かれたりするんです。

 

で、

もちろん仏教的な意味はあるのですが、

それは仏教上での話し。

現代の生きている人にはどう関係があって、

実際になんの意味があるのか?というのは、

今生きている僕たちが考えなければなりません。

 

僕自身も、生まれた時から戒名はあって、

作った本人ではありませんから、

「知らねえよー。笑」っといいたいところなんですが、

やはりそこは坊主。

 

やる側にまわるということは、

そこについても向き合っていかなければなりません。

 

知らねー

決まりだから

ってやっちゃうのは相手に失礼ですからね。

 

坊主金目当てで丸儲け、

と言われても仕方ありません。

 

結局そういうのは、目先の利益や、

めんどくさいことから逃げて、

長期的に仏教と言うものを衰退させている

ことにつながってきますからね。

 

昔に決まった習わしでも、

やはり受け継ぐのであれば、

説明責任というものをしていかなければなりません。

 

だから、

わからないなりに、

今の答えを見つけるべく本を読んでいるということですね。

 

おそらく、その答えというのは、

年齢を重ねていろんな経験をしていく上で、

変わってくるかもしれませんが、

とりあえず今思う、自分の中での正解というものを

見つけておこうということです。

 

絶対的な正解みたいなものはありませんから、

あくまでも、仮だということですね。

 

で、

戒名の話しに戻しますと、

「ズバリ金目当てでしょ?」

というのはよく言われます。

 

まーぶっちゃけそういう側面もあると思います。

お坊さんも生きていかなければいけませんし、

お寺の運営もありますから、

そういうお金という側面も無きにしもあらずだと思います。

 

ただ、それはあくまでも、

お金という視点で見た時の話し。

お金以外で見た時にはそれ以外の理由も

あったりします。

 

それは他の仕事もそうじゃないでしょうか?

 

なんのために働くのか?

と言われれば、「お金」がでてくると思います。

 

じゃーお金のために働いているのか?

と言われると、そういう方もいらっしゃるかもしれませんが、

ほとんどの方はそれだけでは無いと思うのです。

 

じゃないと人生つまらないですからね。笑

 

他にも理由があって、

その中にお金もあると。

 

そんな感じだと思います。

 

だから、お金という側面もありますが、

それだけじゃないということですね。

 

極端に一側面だけで、結論をつけるのは

わかりやすくていいのですが、

実際はそうでもなかったりするということですね。

 


 

で、

戒名というのは、お金という側面も

あるとして、他にはどんな側面があるのか?

という話しになります。

 

ここがお坊さんとしても肝心なところ。

 

もともとの根幹です。

 

なぜ生前の名前じゃいけないのか?

ということになりますからね。

 

生前の名前の方が、

遺族側もわかりやすいし、

親しみが持てますからね。

 

わざわざ小難しい戒名にする必要は

無かったりします。

 

で、

ぶっちゃけ僕も戒名とはなんなのか?

と向き合うまでは、そう思っていました。

 

生前の名前がいいだろうっと。

お父さんお母さんがつけてくれた、

名前に勝るものはないだろうっと思っていたんです。

 

が、

そこは視点の違い、論理の違いでした。

要は仏教での生死観の捉え方の違いというのが、

あるのだと思います。

 

一般的には死んでからも生きていた頃の名前が

いいだろうというのがあるのですが、

仏教ではそこは死ですから、俗世とは別れる、

という死の別れというのがあったりします。

 

もう私はあなた達とは違う世界にいくのですよ。

という感じですね。

 

だから、新しく生まれ変わる自分として、

戒名という名前をつけるということです。

 

そこが戒名をわざわざつける、

仏教的な死の捉え方かなぁーっと。

 

もうこの人は違う世界の住人なんだと、

残された側も、見送る側も認識するとうこと

なんですね。

 

で、別れのやり方は、

仏教ですから、仏教的な意味合いの中で、行うと。

 

そんな感じです。

 

逆に亡くなってからも、

生前の名前だと、その死の境が、

僕たちの認識として曖昧になってしまったりします。

 

死んだのは死んだのだけど、

どこか心の中でハッキリしないといった感じですね。

 

その曖昧さをハッキリさせるために、

死んだ後の名前を変えるというのが、

仏教的な考えだったりします。

 

そんな感じで、

他にも語れることがあるのですが、

長くなってしまいますので、

要所要所、端折って戒名について語ってみました。

 

まーまた質問や疑問があれば、

コメントで教えてください。

 

次回は、そんな戒名が

「金目当てなんじゃないか?」

と言われる原因であろう、位について、

話していこうと思います(^O^)/

 

そんな感じで、今日はこのへんで!

 

 

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