諸用で京都に行ったついでにとあるメガネ屋で学んだこと

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どうもおしょうです!

いやー今日はさぶおすなぁ~

ということで、諸用で京都にいっておりました。

そして諸用のついでに、

以前変えよう変えようと言っていて、

お店に行くタイミングがなく先延ばしにしていた、

メガネを新しくしにメガネ屋さんへといってきました。

 

どこのメガネ屋さんがいっかなぁっと思っていて、

あちこち探していたんですが、

一軒気になったお店があったのでそこに行ってみることに。

 

しかしまー何年ぶりかのメガネ選びということもあって、

なにがいいのか、どこがいいのか、さっぱりわかりませんでしたね。

メガネに対しての知識があまりなく、

良し悪しがわからなかったのです。

 

しいて言うなら、なんとなくこのデザインがいいな

レベルだったと思います。

 

なので、

ここは以前、知り合ったメガネの販売員の方が

おっしゃっていた「メガネは良いやつを買ったほうが良い」

というのを信じて、今流行のファーストファッション的な

安いメガネ屋さんとは真逆の少し値が張る、メガネ専門的を選びました。

 

個人的にもメガネは数年は使うものですし、

しょっちゅう身につけるものですから、

多少高くても良いのが欲しいなと思っていたんですね。

 

それで結論からいいますと・・・

良かった。(^^)

 

とはいえまだ手にしていないので、

完全に良いかはまだわかりませんが、

お店の対応もメガネ選びまでの過程も、

自然かつ論理的で納得のいくものを選ぶことができたことです。

 

メガネを選ぶということはこういうことなんだなと。

 

今までの町のメガネ屋さんとは違う

アプローチの仕方だったので、メガネに対する捉え方が、

一段と意識が変わったと思います。

 

どういうことか?

 

簡単に言うと、

普通メガネ選びって、つけて鏡を見てを繰り返すというのが、

一般的だと思います。

それでいて誰かに感想をもらうとか。

でも、

このお店は自分が所見でピンときたメガネを無作為に

、つけずに取っていて、その後一つ一つメガネをつけた自分を

写真で撮り、その写真で写った自分を比較して選んでいくというもの。

つまり、客観的に自分を見るということですね。

 

おぉーーっと。(゜o゜)

 

で、店員さんがメガネを無作為に取る前に、

「先入観を捨てて下さい。先入観があると結局今と

変わらないものを選んでしまうので。」

とおっしゃていて、

なるほどなと思ったんです。

 

これは仏教でいう「空」の考え方と似ていて、

人は長年続けていたものに(この場合メガネ)、

安定感があって慣れてしまう生き物で(執着)、

頭で考えて選んでしまうと、

結局は無意識に安定を崩されるのが怖いので、

元のものを選ぶ習性があると言われています。

 

例えるなら、初体験のことや、場所にいく前の、

ちょっとした恐怖みたいな感じです。

要は今まで経験がないことをするのが怖いというわけですね。

 

で、今回のメガネ選びもそうで、

おそらくそういった人間心理をわかって、

無作為にピンと来たやつを選んで下さいと、

おっしゃられたんだと思います。

あえてピンときたやつを無作為に選んでいくことによって、

今までの変な先入観を入れずに空っぽな状態に

させたというわけですね。

 

なので、

遠慮無くお店の端から端まで、

片っ端にカゴに入れていきました。笑

子供の遊びみたいな感覚ですね。

 

で、

そこから写真を撮って、一枚一枚見比べて、

選んでいくという。

これもあえて写真越しで見ることによって、

主観を取り除き、客観的に見るためにやられているんだと思います。

どうしても、自分でつけて鏡でみると、主観が入りますからね。

 

そして、

写真を二つづつ見比べて捨てて、見比べて捨てていって、

絞っていきました。

 

そうなると、だんだんと

自分の好み?みたいなものがわかるもので、

似たようなメガネが二つ残ったわけです。

 

これはどうしたものか?と。

 

どっちも良いわけですね。

 

それで

「う~~ん」っと悩んでいたら、

店員さんが「これから持っていて大事に出来そうなのを

選んで下さい」と。

 

これもまた素晴らしい問いです。

 

普通のお店だったら、

おそらく店員さんがなにかしらの意見を

おっしゃられると思うんですよ。

このメガネはこういう印象に見えるとか。

選ぶ参考になるアドバイスを言われる場合が

多いと思うんです。

 

でも、

このお店はそうじゃなくて、

「どちらがこれから大切にできそうですか?」

という極めてシンプルで素朴な質問をされたんです。

 

それを最後に問うてくるのは、

素晴らしいなと。

 

だって、

一番そこが重要ですからね。

 

当たり前のようですが、

頭で考えていると、ついついそこを忘れがちになってしまいます。

 

どう見られるんだろう?

これ自分のキャラにあってるかな?

ちょっと奇抜じゃないか?

無難の方がいんじゃないか?

本当に顔にあってるのか?

これでいいのか?

 

など、余計なことばかり気になって、

純粋で素朴な部分というのがどんどん薄れていったしまいます。

なので、

先ほどの質問は、

すごく的を得た重要な質問だなと。

 

この質問を最後に持ってくるあたりが、

そのお店のメガネに対する姿勢が見えみえますよね。

 

ということで、

「所見で良いなと思ったいたこれにします!」

っと好きになれそうな方を選ばさせていただきました。

 

いや~

たかがメガネ選びかもしれませんが、

個人的にはかなり勉強をさせていただきました。

論理的に取捨選択していくけど、

最後は素朴な感情で選ぶ。

 

これって本当に

忘れてしまうものですから、

なにか悩んだ時は原点に立ち返るということを

心がけていきたいものですね。

 

たまには直感を頼るのもわるくありません。

 

大量の中から自分で取捨選択し、

決めていく、迷いを無くす方法ですね。

 

いや~良いお店でした。(^^)