どうもおしょうです!
うちのお寺では毎月、
観音さんのお参りがあったりします。
それぞれ、その月の担当の班があり、
担当の月にお寺の観音堂を掃除し、お参りをするといったものですね。
なので、うちのお寺の観音堂は、
わりと年がら年中、お花がキレイに供えられていたりします。
まーそんなことで、
写真は先日行われた観音参りの時の写真。
みんなで掃除をしていき、キレイにしていきます。
で、こういう定期的なお参りは、
他のお寺でもあったりします。
特に田舎の方が多いですかね。
まーそういったお寺の風景は
傍から見たら、微笑ましい
和やかな風景なんですが、
当事者の方からすれば、めんどくさい事でもあったりします。笑
あーいちいちお参りに行くの
めんどくさいなぁーって。笑
煩わしい決まり事だなぁって。
もちろん、全員が全員ではないですが、
一部の人や若い人なんかは特に思うかもしれません。
で、僕自身もそうだろうなと。笑
ただ、そんなお参りを何年も
見ていると、昔ながらの決まり事にも
良いところがみつかったりします。
それは地域のコミュニティですね。
一見、地域のコミュニティなんて必要なくね?
って思う方もいるかもしれませんが。
それはまだ仕事や友達付き合いが
あるから、そう言えたりします。
ただ、歳を重ねるにつれ、
または仕事を辞めたりすると、
そういう人との付き合いというのが、薄れていったりします。
まー簡単に言うと、
会う理由が無くなってくるということですね。
だから一人の時間が多くなり、
つまらない暇な日常になっていき、
そういう日々に耐えられなくなって、
還暦で退職したとしても、
シルバー人材などで仕事復する人が多かったりするわけです。
もちろん、仕事復帰する人の中には、
お金が無くて復帰する方もいると思いますが、
やることが無くて仕事復帰する人も多いということですね。
で、お寺の決まり事も、
それと似たような役割を持っていたりします。
決まり事はめんどくさい事ですが、
めんどくさいと言いながらも、やることがあるんですね。
「お寺の決まり事だからぁ」
って言い訳できるわけですし。
その言い訳のおかげで、
地域の人と交流が持てたりするんですね。
逆にこの言い訳が無ければ、
会う理由なんてありません。
急に「話ししたいから、会いましょう」
って言われても、よほどの仲じゃない限り、
「え、どうしたんですか?」
っとちょっとひくと思うんです。笑
それで会ったとしたとしても、
やることがないわけですから、
まー場が持たないわけです。
だから、「お寺の決まり事」
というのがあることで、
半強制的に地域のつながりが生れているんですね。
この「半強制的」というのが、
良いところだなと。
半強制だからこそ、言い訳ができるわけなんで。
強制しない事が全てではないと
僕は思っているんですね。
人は心の中で「こうされたい!」と
思っていても勇気がなく行動に移せない所があったりします。
そこを「いいから来いよ」と、
背中を押してくれるのが、決まり事なのかなぁと思っていたりします。
強制してはいけないみたいな、
世の中の風潮ですが、
こういうお寺の決まり事なんかを見ていると、
たまには強制的なことも人にとっては、良い事なんだなと思えたりしますね。
それが繋がりになるわけですから。
学校なんかまさにそうでしたからね。
で、
あと決まり事のお参りの良いところを
もう一つあげるとするなら、
家族の中で役割が一つできたりします。
おばあちゃんは、お寺事をやってね。
みたいな。
家族の中で役割があるということは、
自分の存在意義的にも良い事。
役割が無いということは、
何もすることが無いということですから、
家族にとっても自分にとっても、
あまり良い事ではなかったりします。
家族のために何かするっという
役割のためにも、お寺事というのは、
良い存在なのかなぁと思います。
「お寺事なら、おばあちゃんに聞け」
みたいな家族との交流も生まれますからね。
そんな感じで、
お寺の決まり事と聞くと、
あまり良い印象を持たれなかったりしますが、
一概に悪い事だけではないということを、知ってもらえればと思います。
特にこういうお寺の決まり事は、
嫌そうにしながらも、心は喜んでいるという人もいたりしますからね。
一見わかりにくいですが、
人が集うには、集うなりの理由があるということです。
もし自分の存在意義が感じられない人は、
地域でもお寺でも神社でもいいので、
今回のような決まり事に参加してみるといいかもしれませんね。
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まだ数は少ないですが、日々増えていますので要チェック!
落ち着きたい時や、集中したい時、気持ちを切り替える時なんかに、
お香を焚かれることをオススメです。
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ブログよりもお寺の教えについて話しています。
あと、ココだけの話しも。笑 よろしければどうぞ!