子供をお寺の修行体験にいかせる前に親が心得ておくこととは?

どうもおしょうです!

今日はお寺の体験について、

たまーにこんなメールがくるので、

お話ししようかなと思います。

 

というのは、

親御さんが子供を叩きなおしてもらうために、

寺に行かせるというものですね。

 

親子関係がうまくいっていないのか、

子供がだらけた生活をしているのか、

登校拒否になってしまったのか、

まーいろいろ理由があると思います。

 

だから、一発お寺で鍛え直してもらおうと。

 

うん。

その気持ちはわからなくもないです。

親御さんもさんざん悩まれて、

どうすればいいかわからなくなって、

とりあえずお寺に行かせれば何か変わるかもしれない。

と思って、申し込まれているんだと思います。

 

ただ、こういったメールが来た時に、

僕が必ずお聞きすることがあるんですが、

「子供さんは行くことを望んでいますか?」

ということです。

 

これは結構重要なことで、

いやいや来させられた子供と、

自分も「このままじゃいけない」と思ってくる子供では、

全然取り組む姿勢から意識が違ったりします。

 

極端な話し、

来させられた子供は、

「とりあえず言われたこと、適当にこなせばいんでしょ」

という感じだったりします。

 

逆に自らお寺に行こうと思った子は、

なにか得て帰ろうと、体験に関して、

前向きな姿勢があったりします。

 

この違いは顕著で、

わかりやすかったりします。

 

ので、

お寺に来る前からそういうので8割がた、

どうなるかは決まっていたりします。

 

よく遠足は帰るまでが遠足ですとか、

学校の先生が言ったりしますが、

お寺の体験もまた来るところから、

お寺の体験がはじまっているのです。

 

人は他人をコントロールできませんから、

来させられた感で来られても、

本人の気持ちだけはどうしようもできなかったりします。

 

もちろん長期で行って、

その環境でもまれてなにかが変わる

というのもありますが、それは極まれです。

 

もし嫌々来させられた場合は、

やはり根っこにその気持ちがありますから、

どんなけ長い事いようが本質は変わらなかったりします。

 

さらに、

仏教の縁起の教えから言うと、

子供がそうなってしまったのは、

今いるその環境がそうさせてしまったということがあります。

 

縁起とは何かと何かが関わりあって、

なにかが生まれるということですね。

 

それは、

家庭か学校か友人関係かわかりませんが、

例えお寺に来て改心したとしても、

また同じ環境に戻ったら元通りに戻っていったりします。

 

悲しくも人の感情は、環境で決まってしまうんですね。

 

もちろん2、3年自ら親元を離れて、

人格が新たに作り変わっていれば別の話しですが・・・

 

前向きに自分から変えようという姿勢がないと、

すぐもとに戻ってしまいます。

 

親御さんのメールにはこういう共通点がある

で、

最近そういう親御さんから送られるメールには、

こういう共通点がります。

それは、

親御さんのほとんどが、

子供に聞かず勝手に申し込んでいるということです。

 

最近多いのは、

子供のふりをして親が申し込むってパターンですね。

それでいざ聞いたら、

子供は聞かされていなくて、勝手に親が申し込んでいた。

というのがあったりします。

 

僕自身、こういうメールが来るたびに

つくづく思うのですが、

そういうところが親と子供の間に

溝を作っているんじゃないかと思うんですね。

 

なんというか、

子供をコントロールしようという

親のエゴというか、そういうのが、

意識されていないかもしれませんが、

潜在的ににじみ出ていたりします。

 

それが日常で随所に親のエゴを押し付け

られるから、子供が嫌がるんじゃないかなと思うんですね。

 

子供のことを考えているようで、

実は自分のことを考えているみたいな。

 

世間体とか自分の存在意義とか、

子供に必要にされたいとか。

 

そういうのって子供には伝わるんですね。

なぜなら自分の意見を聞いてくれないから。

(または認めてくれないから。)

 

だから僕自身はそういうメールが来たときは、

まず親子どうしで話し合うことを、すすめています。

 

そこからが始まりだと。

 

とりあえず子供の話しを聞き、

理解してあげると。

それをふまえてどうするか?

という建設的な話しをされるのが良いかなと思っています。

 

あと、子供がある程度大きかったら、

あえてほっておくというのも一つですからね。

 

親が子を心配されるのはわかりますが、

子供は子供の人生。

その子供の人生をどうするかは、本人が決めることですから。

 

幸せというのは、本人の納得感からきます。

それが周りから見て不幸なことであっても、

納得感があるかないかというのが重要なんですね。

 

だから周りがどうこうできるものでは、

なかったりします。

 

へんに親に干渉され過ぎるというのは、

子供にとって苦痛だったりしますからね。

「ほっといてくれよー!」って。

 

なので、

ある程度ほっておいて、

親は親で自分のことを考える、

というのも一つの手だったりします。

 

良くも悪くも改良できるのは、

自分の行動だけだったりしますから。

 

ということで、

お寺にお子さんをただ来させるだけでは、

なにも変わらなかったりします。

 

いかせればなにか変わるかなぁと思うと、

そうでもない。

 

やはり日々の生活が一番長いわけですから、

その日々をどう親子が過ごしているか?

という自分と向き合い、相手を思うことから始まるんですね。

 

お寺の体験に来させる際は、

勝手に決めるのではなく、

子供さんに聞いて一緒に決められることをオススメします。

 

そして、

もっといえば子供だけではなく、

親子で参加されるといいですね!

 

先ほどいったように、

人は環境に影響されやすいですから、

子供が今日から心改めようと思っても、

周りの人もそういう気持ちじゃないと、

なかなか変わりにくかったりします。

 

一人で頑張ろう!というよりも、

これから頑張ろうね!って一緒に歩んで

くれる人がいた方がそっちに気持ちが引っ張られるということです。

 

だから、

同じ時間学び共有してもらいたいんですね。

大切な家族のことですから、

せっかく来るのであればぜひ親御さんも参加されてください。

 

そのうえで僕もお役に立てることがあれば、

お手伝いさせてもらいます。

やるのであれば、良い方向に向かってもらいたいので。

 

そんな感じで、

子供をお寺に行かせることについて、

お話しさせていただきました。

 

ぜひこれからお寺に子供を行かせようと思われる方は、

参考にされてください。


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