お寺の鳴り物の道具で心を一つにする鉦吾についてのお話し

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どうもおしょうです!

はい。

ということで、

今日はお寺の道具をちょこっと紹介したいと思います。

題して「お寺の道具紹介コーナー!」でございます(そのまんま。笑)

で、

今回は写真で写っている鉦吾(しょうご)という道具を紹介。

これ、

なにかと申しますと、

念仏や和讃またはご詠歌(仏教の民謡みたいなもの)を唱える時に、

拍子を合わせるために使われる道具なんですね。

だから、

意味合いは少し違いますが、木魚と似たような役割です。

音的には銅物なのでカーン、カーンっと高い音が鳴ります。

まーこれも宗派によって使う使わないのがありますので、

ご存知じゃない方もいらっしゃるかもしれません。

 

で、

この鉦吾、法要などで主に一人の人が全体を

合わせるために使うのですが、

他に全員で使う場合もあったりします。

 

この小さな鉦吾を全員に配ってカンカンカンっと。

通常より早くリズミカルに唱えていくんですね。

 

通常だと

「なーむ・あーみ・だー・ぶうーつ」のところを、

「なむ・あみ・だ・ぶつ」っとカンカンっと連続して叩いていくといった感じです。

 

で、

この写真を見てもらいたいのですが↓

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うっすらと鉦吾(しょうご)の叩く棒に一心と書かれていると思います。

で、

この意味は、

この鉦吾を叩くことで心を一つにする。

っという意味合いが込められているんですね。

なので、

これを数人で叩いてみるとよーーーっくわかったりします。

「なむあみだぶつ」っと

全員で叩いていくわけですが、一人ズレるとすぐわかるんですね。

乱れてるなっといった感じが。

逆に全員がシンクロして合うと綺麗に全体の一体感に包まれるのが

わかったりします。

 

これはもう一心ですね。

一人一人が他人事ではなく、

当事者として全体と心を一つにすることによって成せるものだったりします。

 

弱気にさぐりさぐり叩いてもズレるし、

調子にのって強気に叩いても大きくズレる感じです。

一番いいのは自然体で自信を持って叩くということですね。

 

そういうおしょうも、

たまに「うまく叩けるかな?」っと自意識過剰になって、

よくズレることがあります。笑

 

あちゃーーーっと。笑

 

一心。

それは完成されたものではなく、

流動的なものですから、やっぱ難しいですね。

 

特に知らない人と叩くのは相手のリズムがわからないので、

難しかったりします。(相手もさぐりさぐりくると思うので。笑)

まーいつも叩いているものどうしは、

いつも叩いているぶん、合わせるのは意識しなくても簡単ですね。

 

っといった感じで、

これを叩けば心を一つにできる!

っという夢のようなスーパー道具ではありませんが、

一心とはどういったことなのか?

というものを体感して自分自身に思い出すための道具として、

カンカンっと使う鳴り物だと思っていただければと思います。

 

これ、

シンプルですが意外と難しいので、

叩く機会があれば試してみてくださいませ~(^O^)/