どうもおしょうです!
ここ数日は、お寺のこともしつつ、
前回紹介したお香のパッケージのデザインや、
お香そのものの制作をしておりました。
で、
まだもう少し作業が残っているのですが、
とりあえず、今年中には間に合ったかなといった感じです。笑
でもまーここ数か月、
お香と向き合い学んで作ってきたこともあって、
前よりもだいぶ香りについてわかってきました。
さらに漢方系とか、
東洋医学的なところも学んで、
そういう香りのもたらす体の効果。
みたいなものも勉強していきたいなと思っております。
まー実際に○○に効きますよーっと書くと、
薬事法違反になっちゃうので、医療目的には使いませんが。。。笑
でも、
お香に含まれているいくつかの香原料は
沈静効果をもたらしてくれるのは、本当のところ。
やはり目や耳の情報以外にも、
鼻の情報というものも人に影響しているのだと思います。
お店とか入って、
いい香りするとテンション上がるじゃないですか。
そんな感じです。
逆にトイレがいくら見た目綺麗でも臭かったら、
なんか不潔に感じちゃうのも、鼻の影響だと思います。
個人的には東京駅新幹線乗り場のトイレが、
まさにそんな感じです。笑
いつも混んでるし、匂いがプンプンしているので、
いつも気合が必要になってきます。笑
なんか汚い話しになってしまいましたが。。。笑
そういうことです。
仏教で使われているお香は、
主に儀式などのお清め、場を清浄化させるために
使われてきました。
いわゆる芳香剤的なものですね。
仏教発祥の地インドは、
気候が温かい地域ということもあり、
モノが腐りやすく、腐敗臭がすごかったんだと思います。
あと、普通に汗とかね。
なので、自分一人で過ごすには、問題ないのですが、
集団で生活したり、誰かの家にお邪魔するときなんかは、
臭い匂いがプンプンすると、相手に無駄な不快感を与えてしまいます。
それが修行ならなおさら、
修行の妨げになっちゃいますからね。
そういうこともあり、
お香を焚いたり、身なりをキレイにして、
無駄な争いがおこらないようにしたのだと思います。
西洋でいうところの、
エチケットというやつですね。
そういう意味あいから、
死者を清めるという宗教的な考えにも
発展していったんだと思います。
まーどちらが先かは謎ですが。笑
なので、
お香を楽しむとか、
気持ちを落ち着かせる、
みたいな使い方は時代が進んだ後から生まれたということですね。
そして今のお寺のもう一つの使い方としては、
気持ちをリセットさせる、切り替えるために使ったりします。
まー場を清めると似たような感じなのですが、
節目、節目に線香を焚いたりするわけなんですね。
気持ちを切り替えよう!っと。
こういう気持ちを切り替える系は、
鳴り物なんかもそうだったりします。
わかりやすいのでいうと、おリンですね。
法要が始まる前に必ず鳴らしたりします。
あれもまた、気持ちを切り替えるために使われている
ということですね。
なんでこんなに気持ちを切り替えるものが多いのかというと、
やはり人間、いくら気持ちで「よし切り替えよう」「よし頑張るぞ」
と思っても、なかなか切り替えが難しいものがあったりします。
特に気持ちの問題ならなおさら。
だからこそ、
そういう人間のダメな部分がわかっているからこそ、
お寺ではお香を焚いたり、音を鳴らしたりして、
場の切り替えを行っているんですね。
不思議なもんで、
実際にやられてみるとわかると思いますが、
線香やおリンを鳴らさないお墓参りなんかは、
どこか「やった感」というか物足りなさがあったりします。
お線香を焚いて、おリンを鳴らして、
お参りするとどこか気持ちがスカッとする部分があります。
まーこれも思い込みっちゃ思い込みなのかもしれませんが、
仏壇の前でお線香焚いて、おリンを鳴らすというものが、
今でもあり続けるのはそういうことなのだと思います。
不思議ですね。
人間って。
だからお香もまた、
そういうなにか、気持ち的なものがあるのかなぁっと思っています。
まー単純にお香を焚くって、
なんか特別な感じで楽しかったりしますからね。(^^)
そんなこれからも、
ワクワクして、ちょっと深みがある、
お香を作っていきたいと思います。
お寺に来られた際は、
いろいろお香ストックがありますので、
直接聞き(嗅ぐ)にきていただければなぁっと思います。
今だと体験によって、ひそかにお香の香りを変えていたりしますので、
それもまた楽しみの一つですね!(^^)
(地味にそんなこともやってます。笑)
ということで、
前回紹介した、沈香ベースで作った「DENTOお香」
まだもう少し在庫がありますので、
興味があればお試しください。
それではまた!(^O^)/
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ブログよりもお寺の教えについて話しています。
あと、ココだけの話しも。笑 よろしければどうぞ!