どうもおしょうです!
さて、ここはどこでしょう?
なんだか薄暗い部屋ですねぇー
わかりました?
そう!
京都のとあるお寺でございます!
法要が始まる前の待合室、いわゆる客間と
いうところですね。
こうやって法要が始まる前は、
客間にお坊さんが集まって、
今日の法要の打ち合わせを行ったりします。
誰がどこを言うとか、
なにをきっかけになにを始めるか?とか、
なにを唱えるかとか細かいところを事前に話し合うんですね。
で、
京都の場合は他の宗派のお坊さんとかとも
一緒に法要をやったりするので、
同じ宗派ならツーカーでできることも、
微妙に違ってきたりして、気になる箇所は念入りに確認
しておかなければなりません。
例えば、念仏を唱えるといっても、
導師と言われるお坊さんが「ナムアミダブツ」と言ってから、
全員で「ナムアミダブツ」と唱えるパターンと、
最初から「ナムアミダブツ」と唱えるパターンがあったりします。
これはどっちが正しいとか正しくないとかではなく、
やり方の問題なので、グダグダにならなように、
事前にどうするか?というのを決めておかないといけないんですね。
法要ってようは、ライブですから。
いかに仏の世界を作り出すかというのが、
重要になってきます。
なのでグダラナイようにいかに臨場感を上げていくか
ということですね。
ちなみに、
打ち合わせといっても、ものの10分~15分ぐらいで、
だいたいの流れと、各々の役割と、細かい点の質疑応答ぐらいなので、
肝心のお経に関しては各々事前に練習しておくというのが、
基本になってきます。
まーこれに関しては、
おそらくどこの世界にいっても同じことだと思います。
前提知識は当たり前、あとはどう組み合わせていくか?
ということですね。
といった感じで、
おしょうは早めに着いてしまったので、
こうやってブログ用に写真を撮っております。笑
これは法要の時に着る、衣セット。
ここのお寺では法要に着る衣一式が用意されているので、
個人的には驚き!さすが京都だなぁーっと。
このお寺はお坊さんの位関係なく、この一式を着ます。
緑の衣の上が、如法衣(にょほえ)と言われる袈裟で、
さらにその上のセンスみたいなのが、中啓(ちゅうけい)と言われる、
道具ですね。
基本、おしょうの宗派ではこのスタイルの法要が多いです。
導師と言われる、中央に座り法要を引っ張っていく人(主にそのお寺の住職)は、
七条袈裟と言われる、もっと豪華でゴッツイのを着たりしますね。
そんな感じで、
内容や役割によって服装が変わるということです。
ちなみに、
七条袈裟は、ゴッツイので若手の人か周りにいる人が、
一緒に着付けを手伝ったりします。
脱ぐときも、手が余っている若手が畳むといった感じですね。
なので、
若手の人はまず、衣や袈裟を着けたり、
畳んだりすることを最初に練習させられたりします。
出来て当たり前ということですね。
こういうのもまた、
普段外から見てるだけではわからない、
お寺の裏側なのではないでしょうか?
「へ~お坊さんってこういうのやってんだぁ」って
思っていただけたかと思います。
お坊さんの社会は年功序列で、
縦社会ですから、一般的に年齢が中年だろうと、
その中で一番若ければ、動かなければいけないということです。
(個人的には動く方が好きなので、ずっと若手でいたいなぁっと思っています。笑)
ということで、
お彼岸で京都のお寺にせっかく来たので、
お坊さんのバックヤードというものを紹介してみましたー(^O^)/
いかがだったでしょうか?
普段は法要のお坊さんしか見ない分、新鮮な感じだったと思います。
また何かあったらお坊さんのバックヤード的なものを
紹介しようかなと思います。
感想や質問があればコメント下さい。
それではまた!
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