お寺はなぜ時代遅れで不便なアナログな作りをしているのか?

 

どうもおしょうです!

昨日は雨が降る中、

市内の気になる宿泊所を見学しにいってきました。

 

まーお寺体験で泊まってもらう候補巡りですね。

他にも良いところないかなーっと。

 

で、

今日行ったところは琵琶湖が目の前で、

なかなか立地的にも良さげなんですが、

そこは民間運営ではなく、市の運営なので、

多目的ホールやらなんやらと、ちょっと公民館的なものも

入り混じって泊まれるところがあるんですね。

 

まー宿の雰囲気はあんまり無いですが、

そのかわり、謎に部屋が綺麗だったりします!笑

 

ほんと市の運営なんて、

ちょっと設備が不十分だったり、

年季が入っていたりするイメージがあったんですが、

町中のビジネスホテル並みに設備が整っていたりするんです。笑

 

ほんと謎ですね~。

 

まー利用者がそんなにいないんじゃないかな

って思います。

 

ただ、個人的には立地が良いし、

もったいないなって思うんですよね。

 

これ、民間に運営してもらったら、

もっとうまくいくんじゃね?

って思うぐらい。

 

なかなかのベストポジションです。

 

とまーそんな感じで、

市内の宿を練り歩いておりました。

 

さて、

話しは変わりまして、

お寺というのはアナログな作りだったりします。

いっちゃえば不便ということですね、笑

 

まー町中なんかは、

ビルのお寺があったり、駅近だったり、

便利な場所、便利な作りのところもあったりするんですが、

全国的にみると不便なお寺が多かったりします。

 

階段をのぼったり、

門から本堂まで遠かったり、

駅から遠かったりとかですね。

 

僕のお寺でも去年まではボットン便所でしたし、

本堂の階段は手すりが無かったりします。笑

 

いやいや、はやく手すりつけちゃえよ

と思われるかもしれませんが、

ここが難しいところ。

 

お寺というのは便利だからいいという

わけではなかったりします。

 

不便だから行く価値があるというか、

行きたいがために、自分自身の体の面に

気を配ったり、モチベーションが保てたり

するからですね。

 

これが簡単に行けてしまうと、

行くまでの過程が楽になるので、

簡易的なものになっちゃうんですね。

 

なので、

バランスが必要なわけなんですが、

お寺が今でもわりと不便な設備や環境に

あるのはそういうことなんですね。

 

僕自身もお寺に重きをおいていて、

来てもらうことに意味があると思っています。

 

それは来てお寺を見るだけじゃなくて、

行く前の段階から、お寺に行くための

準備をするからです。

(お寺に来たというよりも、

むしろこっちの方が大事かもしれません。)

 

よく遠足は帰るまでが遠足だといったりしますが、

お寺も同じく、行く前も含めてお寺巡りなんです。

 

このことは、曹洞宗の開祖である道元

というお坊さんも似たようなことを言われていましたね。

 

道元というのは鎌倉時代のお坊さんで、

その当時主流だった仏教に疑問を抱き、

禅というものを通して本来の仏教というものを

追求していたお坊さんなんですね。

 

福井の永平寺なんかは有名なところ。

あそこはその当時の主流だった仏教の弾圧を受けて、

逃れるように京都から福井に行き、

あそこで新しくお寺を建てたのが永平寺の始まりだと言われています。

 

そんな道元が、

言っていたことに、

「悟りとは修行をしている時から悟りなんだ」という

話しです。

 

ようは、修行も生活もすべて、悟りの一部だと。

 

だから、永平寺では、

事細かに生活のルールみたいなのがあったりするんですが。

 

そんな感じで、

あることをする前というのは、

した時が始まりではなく、

する前から始まっていて、実はそれが大事なんだ。

ということなんですね。

 

お寺が不便だから、

ウカウカしていられない。

自分自身を律するために、

お寺はそうい側面も持っているということですね。

 

最近流行りの山登りをする人たちも、

きっとそういうのを求めているんじゃないかと思います。

 

僕たちには、多少の苦しみも

必要だということですね。笑

 


 

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