大津絵って知ってる!?お寺にインテリアとして風刺画を飾ってみた

どうもおしょうです!

どどーーん!っと。

いきなりですが、

これなにかわかりますか?

 

そう!

絵ですよね。

 

もう見たまんま絵なわけです。

で、

この絵なんの絵なのか?

といいますと、

もしかしらご存知かもしれませんが、

大津絵という江戸時代の頃に滋賀の大津近辺で

生まれた伝統絵画なんですね。

今でもその伝統は受け継がれていますし、

一部のファンがいたりします。

 

おしょうもそのファンの一人で、

前々から大津絵っていいなぁって思ってたんですね。

色合いも可愛くていいですし、

なんとなく江戸時代の頃の粋っぽさが感じられる絵なので、

結構好きだったりします。

 

この時代のころの風刺画や浮世絵的な、

民画みたいなものって、

なんか無機質ではないというか、

人間ぽさがあって、それでいて一周回って可愛さがあっていいんですよねぇ~。

 

それで、

お寺にも一つほしいなって思ったんです。

お寺体験に来られた方に、

こういう昔の絵から自分を見つめ直す、

一つのきっかけになればいいかなっと思ったわけです。

 

せっかくお寺という非日常な場所に足を

運んだわけですから、普段知ることのない、

ものに触れてもらいたいですからね。

 

それに文字ではなく、

絵からの方がスッと教えが頭の中に入ったりしますから。

 

ちなみに、

大津絵って仏教と関係ないんじゃないか?

と思われるかもしれませんが、

そうでもなく。

大津絵の有名な風刺画のほとんどは、

仏教やお坊さんを題材に描かれていたりするんですね。

(大津絵以外でも、昔の絵には仏教や神道などが、

関わっていることが多いです。)

 

で、

先ほどの写真を見てもらえれば

わかると思いますが、鬼が描かれています。

この鬼というのが大津絵を代表するものでして、

いわゆる人の邪の部分を、鬼で比喩表現されているんですね。

それでこの絵です。

IMG_5044-001

この絵は『鬼の行水』といって、

鬼がお風呂に入って体を洗うところを描かれている絵なんですね。

で、

これはいわゆる風刺画でして、

いくら上辺を綺麗にしても、心を洗わなければ、

鬼は鬼のままといった、

上辺だけでとりつくろうとする人間の浅はかな見栄を

揶揄しているわけですね。

 

まーこの鬼の行水、

大津絵の中でも人気の作品なのですが、

おしょうもかわいらしく滑稽で、それでいて頓智が聞いている、

うまい感じに揶揄しているなぁって感じが好きで、これを購入しました!

こういう風刺的なものって、

一歩間違えると角が立つ表現になるので、

こういう世相を切ってるけど、なんかユニークっていうバランスが

うまいなぁって思ったんですね。

 

で、

この鬼の行水の教えにもあるとおり、

上辺だけとりつくろうとする見栄っ張りな人間の心というものは、

江戸時代のころからあったんだなぁっと思うと、

おもしろいですよね!

あの頃と今は生活は豊かになったけど、

人間としてはそんな変わってない、むしろ同じということが。

見た目は違えど同じということですね。

 

やっぱ江戸時代のころにも、

そういう見栄や虚栄心みたいなものに、

悩んでいた人が多くいたんだなぁって思います。

 

まー今みたいにSNSやインターネットが無い時代ですから、

隣近所や村レベルの話しですが、

悩みの共通点は同じだと思うんですね。

 

なので、

こういう昔ながらの絵から、

なにかヒントみたいなものを得てもらえたらなぁって思うんです。

 

昔も今も悩みは同じ。

そして、その解決方法も同じということですね。

 

ということで、

まさにお寺の教えとピッタリの大津絵を

飾ってみましたーー!!という話でした。

まだ額縁があるものを使ったので納得いっていませんが、

とりあえず飾ってみたといった感じです。

是非お寺にお越しになられた際は、どこにあるのか?

というのを探してみたください。(^^)

 

ちなみに、

印刷ではないので、

近くで見ると色を塗った後なども見れたりするので、

おもしろいと思いますよ。

 

大津絵おもしろいわーって

思われた方は、他にもいろいろ作品があるので、

見てみてください。

http://www.otsue.jp/index.html

普通に部屋のインテリアとして飾っても、

粋だと思いますよー。(^^)