どうもおしょうです!
先日は3月の護摩供養でした。
毎年2月と3月に行うのですが、
2月は1年の節目として、
そして3月は地元の薬師如来をお参りするというので、昔から行われています。
なぜ3月に薬師如来のお参りをするのかは、わかりません。
お寺の涅槃会と絡めてかなぁ?と思ったら、
そうでも無かったりします。
というのも、うちのお寺がある集落には、
地味に3体もの薬師如来さんが祀られていたりします。
ほんと小さな集落です。
そこに3体も別のところに薬師如来さんがいたりするんですね。
で、別に集落が昔、城下町や港などで、
栄えていて賑わっていた場所。
というわけではありません。
至って普通の田舎町の一つです。
しいて言うなら湧水が出るぐらい。
なのに薬師如来さんが3体もいるわけです。
不思議ですよね。
地蔵さんならどこの町にも数体はいるので、
わかるのですが、薬師如来となるとなかなか無い事だと思います。
理由とかはちゃんと調べればそれなりに
出てくるかもしれませんが、
今の所、いつ祀られたんか?
いつからお参りし始めたのか?は、謎だったりします。
ただ、3月8日の薬師如来の日に、
お参りをするというのが決まっているだけ。
お寺にいるとそういうのが結構あります。
そんな感じで、地域的な事はわかりませんが、
滋賀県の歴史から見ると、
薬師如来というのは所縁のある仏さんだったりします。
それは今の日本仏教の礎を担ったと
言われている、延暦寺が影響していると言われています。
延暦寺が最澄によって開かれた時は、
都で疫病が流行っており、
病気で苦しむ人が沢山いました。
その当時の天皇である帝もその一人。
そう言った理由もあり、
都が平和な町になりますようにと、
祈りを込めて彫ったのが薬師如来と言われています。
なので、延暦寺の根本中堂の御本尊は、
今も薬師如来さんが御本尊だったりします。
そう言った流れから、
滋賀県では薬師如来の信仰が広まったのかなと。
(正直、滋賀県は薬師如来霊場とか作ったら良いのに~っと思うのですが。。。)
みんなが病気や災いも無く平和で
暮らせますようにという祈りによって、
滋賀県の至る所に祀られていたりするんですね。
そんな感じで、
2月も護摩を焚いて、3月も!?
って感じですが、
薬師如来に長年見守ってもらっているから、
土地の安全と感謝を込めて祈るわけですね。
で、自分たちのこれからも見守ってもらおうと言うものです。
護摩木にお願い事を書いて、
それを燃やし仏の世界に捧げるというものですね。
そんな感じで、
コロナウイルスの話題で持ちきりですが、
きっと今回来て頂いた方や、
うちの地域は大丈夫だと思います。
これでコロナ発症した人がいたら元も子もないですが。。。笑
今の所、うちの地域では歴史的にも
疫病が流行らず、平和な日々を過ごしています。
これも薬師如来さんのおかげかもしれませんね。
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