なぜお寺の本堂に雑魚寝で泊まれないのか?その意外な理由とは

どうもおしょうです!

お盆が過ぎたということで、

だいぶお寺も静かになってきた今日このごろ。

 

よくお寺に泊まれないのか?

 

ってよく質問されることがあります。

 

で、

結論からして、

こちらとしては全然かましません(^^)

 

泊まっていただいたほうが、

よりお寺の文化を楽しんでいただけますからね。

 

でも、

そうはいっても、

「それはダメ~」っていう方がいて、

お寺に泊まってもらうというのが難しかったりします。

 

それは誰か?

 

誰だと思います?

 

近所の人?

 

檀家さん?

 

どちらも違います。

 

答えは、

法律です。

 

いわゆるお役所の人たちですね。

 

旅館業法という法律で

基準が設けられていて、

それに合格しないとダメとのこと。

 

なので、

厳密に言えば、

その基準に合格さえすれば

お寺に人を泊まらせることができるということです。

 

しかし、

基準というのが、

都道府県によって厳しさが違いますが、

かなりハードルが高くなっていたりします。

 

本堂で雑魚寝して泊まってもらおうと

思うものなら、

本堂のあらゆるところを改修しなくては、

いけなくなってきます。

 

・耐震化

・防災対策

・衛生管理

 

などです。

これが事細かに規制されているわけですね。

 

ここらへんの厳しさは、

飲食店を開業されたことがある方は、

よくご存知だと思います。

 

その飲食店のさらに基準が厳しくなったのが、

旅館業だと思って頂ければわかりやすいと思います。

 

お客もこのままで良いと言っていて、

お寺側もオーケーを出しているのに、

ダメ~っていうのは、

なんてナンセンスなんだ。

と思われるかもしれませんが、

日本で生活している以上

国会議員になって法律を変えない限り、

しかたないこただったりします。

 

ま~

都会と比べて人口が少ない

地方の規制をもう少し緩くしてよ~

そうじゃないと地方でなんもできないよ~っとは思いますが、

仕方ないことです。

 

 

あらゆる事件、事故

を防ぐために強化されてきた法律が、

逆に

強化しすぎたせいで、

新しいものがなにも生まれなくなりつつある。

 

安心、安全な世の中にするのが法律ですが、

安心、安全に囚われすぎて、

安心、安全にするもの自体がなくなりつつあるということです。

 

どちらも絶対正義で、

絶対悪ではないですが、

少し法律が今の時代に合わなくなっているなぁと思います。

 

とまー

嘆いていても仕方ないので、

おしょうはおしょうなりに

遠くから来られた方が、

お寺に泊まってもらえる方法はないか?

というのを考えていきたいと思います。

 

しかしまぁ、

行政の人とは毎回話しが合わないなぁって思います。

 

 

 

2 件のコメント

  •  最近、空きマンションを外人旅行客にウイークリー・マンションとして貸すことが問題になっていますが、お寺さんの場合、客人としてタダで泊めるのは構わないのではないでしょうか?法律の裏をかいて、宿泊は無料、翌日、旅の安全を祈願してお祈りをしてお経料を頂く、というのはどうでしょうか?ただ、タイトルにある”雑魚寝”はカップル出来て、仏様の前でもぞもぞしたら罰が当たるので好ましくありませんが(笑)

    • タダだったらいいと思いますが、
      やはりこちら側としてもやり続けるのは厳しいですね。

      法律では宿泊がたとえ無料と記載されていても、
      その他のもので宿泊分お金を頂いているとみなされるとアウトのようです。

      なので、
      別口にお経料や研修費みたいなものを頂いても、
      ダメみたいです。

      ちなみにここまで宿泊関係で厳しいのは、
      日本ぐらいだそうで、
      海外だと空き部屋に泊まってもらうというサービスは、
      ごくごく普通のことだったりするんですね。

      カップルがもぞもぞして子供が生まれたら、
      それはそれでいいんじゃないかと思います。
      子孫繁栄ですから。笑

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