お寺で撒いている絵の紙っていったい?

散る華って書いて、

これは散華って呼ぶんですが、

主にお寺の法要なんかでまかれたりしているんですよね。

結婚式のライスシャワーみたいな感じですかね。

ちょっと違うかもしれません。笑

ライスシャワーは子孫繁栄や、

実りのある生活を願ってまかれるのですが、

散華の場合は、

場を清めて仏を迎えるって意味合いで主に使われています。

ので、地味にですが、

ちょっとしたいい匂いがしたりします。(清めるために)

まーもともとは、

釈迦に由来する蓮華の花を巻いていたそうなのですが、

「物には限度があるだろう」

ということで、

もの凄い現実的な理由から今のスタイルになっています。

で、この散華って、

それこそお寺や年代によって、

デザインが千差万別なんですよね。

仏が書いてあったり、

極楽の絵が書いてあったり、

花やちょっとした詩なんかも。

ただただ、

蓮華の形をした紙を巻くのではなく、

遊び心というか来てもらった人に楽しんでもらおうという心使いが、

見え隠れしてきます。

少し古い表現でいくと、

「お・も・て・な・し・」という感じでしょうか。

ちなみに、

この巻かれた散華はタダで持ち帰ることが可能で、

財布に入れたり、コレクションしたりする人や、

他には、

この散華を本のしおりにする人もいたりするんですよね。^^

本のしおりは意外にオシャレだなぁと個人的に思っていたりします。

とまー、

そんな感じでこの夏は、

お盆や夏の法要などで散華が巻かれると思いますので、

お寺巡りされた際は、

「ゲッツ!!」されてみても面白いんじゃないかと思います。