どうもおしょうです!
お盆の時期になり、お寺では、
毎年恒例の境内掃除と灯籠建てを行います。
8月の頭から、お盆終わりの
この期間しか見れない光景ですね。
みんなで暑い中掃除をしてもらい、灯籠を建てる。
僕は兼務しているお寺の法要が
あったので途中から参加しましたが、まー暑い一日でした。
ただ、お盆前は境内が綺麗になって、
気持ちの良いものがあります。
ここからお墓参りが始まり、
お墓の周りも花で色鮮やかになっていきます。
ご先祖さんを迎えるという、
昔ながらの面倒くさいっちゃ面倒くさい
風習だったりしますが、
(本来は仏教に関係無く、創作された文化。)
こういう文化があるから、
町が活気づいたり、綺麗になるのだと思います。
人は理由が無いと
動かない生き物ですから、
町や家を綺麗にするには理由が必要だったりします。
もしお盆の文化が日本に無ければ、
墓地は荒れ果て、家の仏壇もホコリまみれ、
お盆の帰省というものもなく、
基本自分の土地以外、知りません。
みたいな感じになるかもしれません。
お盆という理由があるから、
掃除をし、お供えをし、
提灯を掲げ、実家に帰省するなどの文化が生まれるわけです。
確かに地方に住んでいると、
お盆前の行事が面倒くさい部分も
あったりしますが、お盆によって得られているものもあったりするんですね。
ただ、人は与えられているものが、
当たり前になってしまって、
嫌なところだけが目に言ってしまうんですね。
まーそれに関しては、
生物学上しかたない所があります。
ただ、
「この面倒くさいものが無くなったら、
どうなるんだろう?」
と言うことを考えてみても良いかもしれませんね。
最近では永代供養をするのが流行っていますが、
永代供養をするということは、
年忌の法事を行わないということ。
つまり、法事によって集まっていた、
身内の集まりも無くなると言うことですね。
一つ集まる理由が無くなると。
僕の友人が前にボソッと言っていた事がありました。
「家は法事をやっていないんだけど、
法事が無いは無いで、親戚、家族が
集まることが無くなって寂しいんだよね。」
てなことを言っていました。
もちろん、永代供養をするのがダメっと
言うことでは無いですが、
何でもかんでも楽だから永代供養をするのでは無く、
それをすることによって何が無くなるのか?
と言うことを、少し考えてみても良いかもしれませんね。
ということです。
文化は楽だから良いってものでは無かったりします。
むしろ少し面倒くさいものが、
文化というものだったりします。
そして、伝統文化や風習の良い点を
言うのであれば、少し強制力があるということですね。
「昔からの決まりだから、仕方ないか」的な。
これが時によって、
人の営みにとって良かったりするんですね。
文化は非合理的なのが文化ですから。
昔ながらの風習や文化が嫌いと言う人は、
1度その文化が無くなったら?
どんな世界になるのか?
というのを具体的に考えてみると良いかもしれません。
どちらも良い面と悪い面があったりしますので。
●お香のショップをやっています。
まだ数は少ないですが、日々増えていますので要チェック!
落ち着きたい時や、集中したい時、気持ちを切り替える時なんかに、
お香を焚かれることをオススメです。
●不定期ですがメルマガやってます。
ブログよりもお寺の教えについて話しています。
あと、ココだけの話しも。笑 よろしければどうぞ!