18年に一度のお寺の大法要がなぜ行われているのか?思うことを徒然

どうもおしょうです!

9月10月は法要シーズンということで、

秋の法要をやっているお寺も多いと思います。

 

で、うちの市内の宗派は、

この時期に毎年大法要をやっていたりするんですね。

 

各お寺持ち回りなので、

お寺にとっては18年に1度の法要だったりします。

 

だからまー開催寺院は気合いが入っていたりするんですが。

 

こういう法要を見ていて思うのが、

大きな法要によってお寺が維持されている部分もあるなということ。

 

まー法要を今風にわかりやすくいうと、イベント。

イベントをするにおいて、収支においては、

労力のわりにそんなに儲かるものではありません。

 

むしろ大変さの方がまさると。

収入と支出がトントンで、まー良いところだと思います。

 

それぐらい、大規模なイベントというのは、

基本収入を見込んでやることは、ほとんどなかったりします。

(ある程度、赤字覚悟みたいな。)

 

じゃーどういったことで、

この法要がお寺の維持につながっているかというと、

大法要をやることによって、

それに対する準備などで、お寺の修復作業が行われるんですね。

 

畳が傷んできたから変えようみたいな。

 

普段傷んでいても、そのままにしていた所を、

大法要をやることによって見直すことができるわけです。

 

この機会に直そうってね。

 

それによって、古くなったお寺が

新しくなり、命が吹き込まれると。

そんな感じです。

 

神社の祭りなんかも、

祭りがあるから境内の掃除をしたり、

修復作業をしたりするわけで、

なければ、それらをやる理由もキッカケもなかったりします。

 

もっと身近なところでいうと、

お家もそうですね。

お客さんがくるからキレイに清潔に、居心地のいい空間を作ると。

 

そんな感じです。

 

なにかやる理由、キッカケがなければ、

建物は老朽化し衰退していきます。

 

だから、この大法要というのは、

お寺を維持していくうえで大事なことだなぁと思います。

 

小さいお寺なんかは特にね。

 

大きいお寺は、まー潤沢な資金があれば、なんとかなるでしょう。

(というか普段から修復工事はやられている。)

 

でも、小さいお寺はそうもいかない。

だから大法要というものをやることによって、

お寺を活性化させるキッカケを作っていたりします。

 

ただ、もともとはそういうものでの

始まりだったと思うのですが、

近年はお寺離れも相まって、

建物の修復はできるのだけれども、

肝心の法要の中身が、一般の方との乖離があったりします。

 

側はキレイになるけど、中身がついてこないというね。

まー簡単にいうと、お坊さんのエゴでやっている部分があったりします。

 

本来はお坊さんと一般の参ってくれる方が、

交わり盛り上がるようなものでなくては

ならなかったりするんですが、

それがヅレてきてお坊さんの主張の方が強くなってきていると。

 

先ほどもいったように、法要はイベントですから、

お客さんもありきのものだったりします。

(修行だったらお坊さんのエゴでもよかったりするんですが。。。)

 

そんな感じで、

本来の目的が薄れてきて、

伝統という形だけが残ってきているのが、今のお寺の問題かなと思います。

 

ただ、もちろん、

完全に乖離しているわけではなく、

熱心にお寺のことを支えてくれる方もいますし、

今の法要でも楽しみにしてくれる方も少なからずいたりします。

 

だから、今はなんとかやれていますが、

今後のことを思うと、

こういう問題点を考えていかなければいけないなぁと思います。

 

多分、大法要が無くなれば、

小さいお寺は、今以上にさらに衰退していくでしょうね。

 

それが良いのか悪いのかはわかりませんが。

 

ただ、個人的には、

せっかくやるのだから、

お坊さんだけでなく、参る方も含めて、

義務ではなく意味のあることをやりたいなと思っています。

 

大法要って結構な労力かかりますからね。

喜んでもらえる人がいなければ、

やっている方も救われないわけです。

 

大法要がそういうお寺を思う人、

関わる人の光明になり、活力になって、

それが本来の側だけでないお寺の復興につながってくると思いますので。

 

お寺の体験をやってて思いますが、

みんな仏教が嫌いなわけではなくて、

関わるキッカケがなかったりするんですよね。

 

だから、

18年に一度なわけですから、

そのお寺を支えている人々の世代を超えて、

仏教をしるキッカケになってもらえればなと思っています。

 

そんな感じで、

うちの大法要は3年後!

オリンピックの後の年ですね。

 

今も少しづつ水面下で準備が進められています。

みんなが足を運び、法要を通じて仏教というものを

受け取ってくれる場にしたいなと思っています。

 

こういう伝統行事っていろんなしがらみがあって、

派手なこと、極端なことはできませんが、

少しでも足を運んでもらえるようなことは

するつもりですので、お楽しみにどうぞ!

 

ということで、

法要の裏側にはこういう思いで、

やっている人もいるということを知ってもらえればなと思います。

 

まーお坊さん全員が全員、そうではなかったりしますが。

 

僕はこう思うということですね。

 

なにかを変えようと動いている、

お坊さんもいると知ってもらえればと思います。


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