お坊さんが着ている豪華な袈裟は昔死体をくるむボロキレだった?

どうもおしょうです!

さて先日(といっても先週w)は、

市内のお寺で毎年恒例の法要でした。

 

まー秋なんでね、

お寺さんでは法要的なものが、

多くあったりします。

 

それでうちの市内でもこうやって、

法要があったりするんですよね。

 

で、毎年担当寺が変わっていくので、

その寺で行われるのが18年に一回という

ペースで行われたりします。

 

なので、お坊さん側は毎年のことですが、

そのお寺にとっては18年に一回ということですね。

 

まーなんて長い期間なんだと。

今年生まれた子が次に来るときは、

18歳ですからね。

ほぼ成人ということで、そう考えると、

人によっては最後の法要ということにもなると思います。

そんなこともあり、

そのお寺に関わる檀家さんや住職は

気合が入っていたりするんですが。

 

その法要の中でメインになるのが、

お経・・・・ではなく。w

お練り供養という集落をお坊さんとお稚児さんなどが

練り歩くものがあったりします。

 

それがまー華やかで、

見ごたえのあるものだったりするんですが、

それについては、前にもブログで紹介しているので、

その話しは置いといてですね。

 

僕が写真で着ているのが、

七条袈裟という袈裟だったりします。

 

ほら、よくお坊さんが首にかけている

輪っかがあると思うんですが、

あれの特大バージョンですね。笑

 

なので、

かなりごついのを着こんでいる

こともありパッと見は太っているように見えるんですが、

いくつも着こんでこうなっているので、

ご安心いただければと思います。

(とはいえ、もともと太っていますが。w)

 

この七条袈裟ですが、

人によってはお葬式なんかで、

お坊さんが着ているのを見たことがあると思います。

 

なんて豪華絢爛で煌びやかなんだろうーって。

 

ちょー高そうじゃねぇー?って。

 

でまー、

実際のところは何十万、

いいやつだと100万以上もしたりする、

お坊さんでも高すぎだろ!ってツッコみたくなる

ぐらいの品物だったりします。

 

だから世襲でやっているお寺なんかは、

先代が使っていたものを受け継いで、

使っていたりするんですね。

 

一般家庭からきた人は、

タイミングがあえば誰かから譲り受ける

場合もありますが、自分で頑張って、

購入するといった場合がほとんどだったりします。

 

なのでまーお寺のお坊さんをするにしても、

こういうところで初期費用がかかったりするんですが。w

 

そんな感じで、

僕自身も父親から譲り受けたものを、

使用していたりします。

 

で、

昔からお坊さんの袈裟はこんな

豪華絢爛なものではなくて、

途中から煌びやかなものへと変化していったんですね。

 

今でこそ袈裟と言えば、

装飾品みたいなイメージがありますが、

お釈迦さんのいた時代は、袈裟がメインの服装だったりしました。

 

それを糞掃衣(ふんぞうえ)と言ったりするんですが、

要はそこらへんに落ちているボロキレや、

死体をくるんだような布を使って、

お坊さんが着ていたりしました。

 

ボロキレの切れ端を縫って、

着るものを作っていたといった感じですね。

 

その名残が今の袈裟にも残っていたりするんですが。

(今でもいくつかの布を縫い合わせて、

袈裟ができていたりします。

その枚数によって、五条袈裟、七条袈裟

というふうになっていたりするんですね。)

 

それが時代を経るにつれて、

寒暖が激しい地域やお坊さんが官僚的な偉い身分に

なっていき、今のような豪華絢爛な袈裟へと

変貌していったといわれています。

 

もともとはボロキレだったものが、

豪華絢爛なものへ。

そんな感じです。

 

これについては賛否両論があるんですが。

 

客観的な事実として、

そういうことだということですね。

 

豪華絢爛なものを着ていると、

「生臭坊主が!」と思われたりしますが、

個人的には別にそれ自体悪いモノだけじゃなかったりします。

 

例えば、

今回のお練り供養のような場合だと、

やっぱり絵になりますし、人を引き付けるものが

あったりします。

それは煌びやかさがあってのこと。

今でいうとインスタ映えというやつですね。

 

インスタ映えからでもいいから、

お寺に興味を持ってもらえ入り口と思えば、

煌びやかなこともありだったりします。

 

あとお葬式の場としても、

それなりにしっかりした服装をしたお坊さんが

着た方が、ちゃんと供養してもらっている感が

でますし、厳かな場を引き締める効果があったりします。

 

逆にボロボロだったり、

汚らしい服装で来られると、

その人が人格的に良くて、喪主との関係性が

ちゃんとしている場合を除き、

たいがいの場合は、「なんなんだ?」といった

感じになると思います。

 

ちゃんとやってくれるのかなぁー?

的な感じで。

 

そういった意味で、

一概に煌びやかだから悪いという

わけではなかったりします。

 

時代を経て今の形があるということは、

時代錯誤なものもありますが、

それなりに考えられて今の形になっているということですね。

 

そんな感じで、七条袈裟!

やたら重かったりします。笑

 

これを着るとみんなトイレにいけないので、

七条袈裟を着る前は、お坊さんは必ずトイレに行く

というのはココだけの話しです。笑

 

七条袈裟を着ているお坊さんには、

お茶は控えめにということですね。

 

なかなかそういう機会にあうことが

ないかもしれませんが参考にどうぞ!


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