お墓は別に墓石じゃなくてもいい!?お墓を安くすませる方法の話し

どうもおしょうです!

秋口になると、気温も涼しくなり、

お寺の周辺の田んぼから心地良い風が吹き込んできたりします。

 

そう言うこともあり、

うちのお寺では書いた塔婆を、

乾かす為に縁側によく置いていたりします。

 

で、この塔婆をお寺の人が見ると、

「大きい塔婆を使ってるんですねぇ」

っという事がよく言われたりします。

 

まーこれに関しては地域柄もあるので、

うちのお寺だけでは無いのですが、

地域によっては、

これよりも少し小さい塔婆を使ったり、

さらに小さい水塔婆というものを使っていたりします。

 

なので、そういうのを日ごろ使って

いる人からすると、うちの塔婆は大きく見えたりするんですね。

 

で、なぜこんな大きな塔婆を使っているか?というと。

 

昔は土葬だったというのが、

関係してきたりします。

(もっと言えば、石を掘る技術や値段が高かったということも、あったと思います。)

 

では、なぜ土葬だと墓石じゃダメなのかというと。

 

単純に入らないからですね。墓石の中に。

じゃー下に埋めればいんじゃないか?

というのがあると思いますが、

石を持ち上げて埋めて、また持ち上げて上に置く。

となると、大変だったりします。

 

担ぎ手がいるお家は良いかもしれませんが、

そうでないお年寄りのお家だと、

なかなかそうはいきません。

 

なので、そういった利便性やら労力やら、

経済的なことを考えると、土葬には塔婆が良かったんですね。

 

今みたいに火葬され、骨になり、

墓石に入れれるようなものではありませんでした。

 

だから、火葬が普及しはじめた、

高度経済成長期以降は、墓石を建てる

というのが流行りだしたりするのですが。

 

そんな感じで、昔は塔婆が主流でした。

塔婆がお墓だったんですね。

なので、うちのお寺がある地域なんかでは、

まだ土葬の頃の名残りで、墓石を建てず、

塔婆を建てているお家があったりします。

 

で、塔婆は木ですから、

年数が経つと腐敗していきます。

なので、こまめに回忌ごとに塔婆を新しくしているんですね。

 

塔婆のお墓のデメリットがあるとすれば、

そういう所でしょう。

こまめに変えないといけなく、

墓石みたいに何十年もそのままというのが難しかったりします。

 

あと、もう一つ上げるのであれば、

塔婆の場合、一霊に対して一本ですから、

亡くなられた人が増えるにつれ、場所が広がっていきます。

 

墓石みたいに〇〇家で、まとめられていないんですね。

なので、そういう場所の面で大変なこともあります。

お参りも塔婆の数だけお参りしないといけないですからね。

 

そんな場所、利便性もあって、

近代になり墓石のお墓を選ばれる人が多かったりします。

 

ただ、先ほど言ったように、

「お墓=墓石」

ではないので、本来はどのような形でもよかったりするんですね。

 

まー都市部や民間の霊園だと、

敷地の問題やルールがあるので、

墓石以外の選択肢は難しかったりしますが、

地方にいけば、まだお墓について自由な所があったりします。

(土葬は無理ですが。火葬は法律で決まっているので。)

 

なので、経済的にお墓を安くしたい。

という方は、塔婆で埋葬できる所を探されると良いと思います。

 

塔婆の値段は業者によって違うので、

僕もハッキリとわかりませんが、

おそらく数千円で収まると思うので、

墓石を建てると考えると、安いと思います。

 

世の中には故人を埋葬したくても、

経済的な理由で、埋葬できない人もいたりします。

その人たちの為に少しでも参考になればと思います。

 

お墓は墓石だけではなく、

塔婆という選択肢もあるよということですね。

(さらに太い木で作られるものは、角塔婆というのもあります。)

 

都市部は難しいですが、地方に行くと、

こういう選択肢もあったりするということです。

 

あ、ちなみに安く済ませようと思って、

適当に近所の山とかに埋葬するというのはダメですよ!

ちゃんと埋葬許可が降りた所で行いましょう。

 

それでは、これからのお墓選びの参考にされてみて下さい。


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