どうもおしょうです!
お盆といえばお墓参り!
ということで、ワタクシ京都に行っておりました。
うちのお寺ではないのですが、
最近手伝いに行っている京都のお寺さんですね。
お寺からお墓までの距離があり、
お参りに来る人も多いということで、
お墓のお経を唱えるお坊さんとして呼ばれたということです。
でまー今年は台風の影響もあってか、
わりと涼しい気温の中行うことができました。
で、
お墓参りをしていて、
もう一人お坊さんがいたんですが、
その人と話していてお互い共通したことが、
「お墓参り初めての人に、拝むの頼まれたら、
お経読むのに気合入っちゃうよね」ってこと。
これどういうことかというと、
子供が頼まれて来てるとか、
義務として仕方なしに来てる人とか、
そういうのではなくて、
今までお墓参りに全く興味なかったけど、
身内の死などにより、行くようになり、
初めてお坊さんに読経をお願いする人のことですね。
こういう人って、なにか特別な理由を持っていたりします。
身内の死によってその人の存在の
偉大さを感じたり、
家族という自分の原点を再確認したり、
亡くなったことによって、悲しみを背負っていたりと。
いろいろその人それぞれに理由があったりします。
今まで面倒くさいなぁと思っていたり、
見向きもしなかった人が、
積極的に花やお線香、ロウソクを買って、
さらにお坊さんに読経をお願いしてお墓参りするわけですからね。
そこには義務や世間体、
頼まれたからというのが無かったりします。
ただ純粋にお墓参りをしたいと。
そういう人に対しては、
やはりお坊さんも人ですから、
期待に応えたいというか、
その人にとって良いお墓参りになるようにって、
読経を少し頑張っちゃうんですよね。
お寺がなにかお役に立てればって。
もちろん、こんなこと言うと、
他の人は手を抜いていると思われるかもしれませんが、
他の人の場合もちゃんと読経はしています。
ただ、何十件も続くので、
暑さも加われば、どうしても
読経の質というのが落ちてくるんですね。
カラオケで何十曲も歌うみたいな。
そんな感じです。
全部が全部、フルパワーでできないはず。
ただ、そういったヘトヘトの時でも、
今回のような人がお墓参りに来れば、
体の底からエネルギーが湧いてくるんですね。
ほんと人は人に影響されるというか。
応援や期待、役に立ちたい、
という気持ちにさせてくれると、自然とパワーというものが出てきたりします。
逆に誹謗中傷や、
義務的で役に立っているのかわからない
という感じになると、どうしても
全体のエネルギーというのが下がっていったりします。
(誹謗中傷の場合、反骨精神というものありますが。)
今回の件について、
一緒にやっていた他のお坊さんも共感する
ぐらいですから、
きっとお坊さんの中で共通している、あるあるなんだと思います。
それは他のお仕事でもそうでしょう。
期待されたり応援されたり、
困っている人の役に立つって思えたら、やる気っていつも以上にでますからね。
なので、誹謗中傷や
ネガティブなことを言うより、
前向きなことを言ったりやったりした方が、
結局のところ頼む側としても、得ですよということですね。
逆に愚痴っぽい人や、
誹謗中傷をよくやる人っていうのは、
巡り巡って、ちょっとづつ損をしているということです。
そんな感じで、
お墓参りについては、僕自身タイミングだと思っています。
なので、
今は批判的で面倒くさいと思っていても、
お墓参りの必要性を感じる時が、
来るだろうなと思って、そういう人に対しても優しい目で見ていたりします。
まー面倒くさいって気持ち、
わからなくもないですからね。笑
だからです。
お墓参りは強制ではなく、
その人のタイミングが来れば、
自主的に来るだろうなと、そう思っています。
僕の経験上、批判的だった人が、
積極的にお墓参りに来るようになった場合、
心の底から納得してきているので、熱心な人が多かったりするんですよね。
だから、それに応えようと思うのかもしれません。
今はお墓参りが面倒くさくても別にいいです。
行きたいなぁって思えた時に来てもらえばと思います。
その時まで、僕は毎年のように
お墓参りという行事をやり、
この行事が廃れないように、維持しながら待っていますので。
毎年やって入口をつくり、お待ちしております。
強制ではなく、行きたいと思った時に
遠慮なくお越しください。
その時、きっとそこのお坊さんが、
気合を入れて読経してくれると思いますよ。
●お香のショップをやっています。
まだ数は少ないですが、日々増えていますので要チェック!
落ち着きたい時や、集中したい時、気持ちを切り替える時なんかに、
お香を焚かれることをオススメです。
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ブログよりもお寺の教えについて話しています。
あと、ココだけの話しも。笑 よろしければどうぞ!