小雨が降る中お坊さん二人でお寺にまつわるちょっとしたお金のウラ話し

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どうもおしょうです!

今日は台風の影響もあって雨が降ってますね!

ザーザーっと。

で、

今日は少し用事があって、

市内のお寺に出かけてきたわけです。

それが上の写真↑

(お寺から撮ったので山門しか写っていませんが・・・笑)

 

まー大きさ的にはおしょうのお寺よりも

二回りぐらい小さいお寺で、住職さんはいるのですが、

このお寺には住んでいなかったりします。

(部屋が狭いのと、家が近くにあるため)

 

なので普段は締め切っている状態なんですね。

 

こういうお寺って全国的に結構あったりします。

見た目は廃寺っぽい感じですが、

誰かが管理しているっていうのがね。

 

で、

今度10月の中頃にこのお寺で法要がある

ということで、その関係でお邪魔していました。

 

話しを聞いていると、

今回の法要でいろんな方やお坊さんがくということで、

あちこち内装を改修したそうなんですね。

特にトイレとか床とか。

それで、写真に写っている山門もかなりボロイので

改修しようかという話しがでたそうなんです。

写真で見てもかなりボロクて傾いていますからね。笑

いつ壊れてもおかしくありません。

 

ただ、

ところがどっこい、

よっこいしょうちのすけ!←言いたいだけ。笑

改修費用が500万円近くはいるそうなんですね。

しかもついでに下のコンクリートもお寺っぽい外装に

しようと思ったら、もっと費用がかかってきます。

まー当たり前っちゃ当たり前なんですが、

たけぇーなと。笑

 

そんなお金どこにあるんだということで、

脚下になったんですね。

壊れてから考えようと。

 

そう思うと、やっぱりお寺の維持ってお金が

かかるなぁーって思うんですね。

普通の家と違ってほとんどが特注でいい材木使って

いたりしますから。

 

これが大きいいお寺だったら、

一件あたりの負担が低くなるので、

どうにか予算がつくでしょうが、

小さいお寺だと檀家さんも少ないので、でかい改修は厳しかったりします。

「なんでお寺に数十万も寄付しないといけないんだーー!」

ってなりますからね。

 

悲しい話しですがこれが現実なんですね。

 

なので、

こういう小さいお寺は今後、存続が難しくなり、

無くなっていくと言われています。

まーもともとがお寺の数が全国的にありすぎるというのがあるのですが・・・

 

ちなみに住職さんはどうなるかというと、

違うお寺に移るといった形になりますね。

要は、支店移動みたいなものです。

 

そんな感じで、

坊主丸儲けなんてことが巷では言われていますが、

それは一部だけの話し。

ほとんどのお寺は税金が免除されているぶん、

お寺の維持費でお金をたくさん使っているということですね。

 

お寺って金がかかるなぁーってつくづく思います。笑

 

なのでお寺は安泰で潰れないみないに

思われている人がたまにいらっしゃいますが、

実際はそうではないということですね。

 

そんな暗い話を、

小雨が降る中、立ち話をしていました。笑

 

今後どうなるんだろうー的なね。

 

ただもっと大変なのが、

お寺をごひいきにしていた業種なんかは、

お寺以上に厳しくなってくると思います。

ごひいきにしていたところが業績悪化になって、

取引してくれなくなるわけですからね。

 

そう考えると、

まだお寺の状況というのは、

対策を練るには余裕があるなぁーっと思っています。

 

こういう時に自分たちより頑張っている人がいるって

思うと頑張ろうと思えますからね。

これが自分の置かれた状況にフォーカスしすぎると、

悲劇のヒロインというか、不幸バカになってしまいますからね。

 

そうならないように、

話しは暗いですが気持ちは前向きでありたいと

思っていますね。

 

今日話した住職さんも、

現実は厳しいですが、冷静に前向きに考えている方でした。

そういう人と直接会うと、

自分も頑張ろうって思いますからね。(^^)

 

っということで、

お寺って意外と維持費にお金がかかるんだよー

っというちょっとした裏側のお話でした!

荘厳な世界の裏側には人の支えがあるということですね。

ちなみにこのお寺での法要は、10月16日(日)です。

特にこれといって、お練り以外は見るものがないかもしれませんが、

よければ旅行がてらにどうぞ。