仏壇のお供えについて読者さんから質問がきたので答えてみました!

どうもおしょうです!

今日は読者の方からこんな質問があったので、

お答えしたいと思います。

 

以下 あいづこころだんから

よせられたコメント

———————

お久しぶりでございます。

現在、進物用線香の書き入れ時で、大量の包装に疲れ果ててます。

忙しいのは大変ありがたいことなのですが・・・。腱鞘炎が再発(泣)

線香による火事は怖いけれど線香、本来の意味を考えると、

やはり煙の立つもの。香の立つもので、是非、お供えして欲しいな。

と、心から思います。

香華灯について、おしょうさんの言葉で教えて頂けたら嬉しいです。

——————

はいここまで。

 

というコメントをいただきました。

以前、おしょうTVで線香の火事について、

取り上げた時のコメントですね。

 

香華灯について、僕の言葉から、

聞きたいということで、それについて、

お答えしようかなと思います。

 

一つの質問をみんなで共有するというのが、

僕のやり方ですね。

 

誰かの悩みは誰かの為になったりしますから、

聞いていて参考になると思うんですよ。

 

もちろん本名は伏せさせてもらいますが。

 

そんな感じで、

読んでる人も質問をする人も含めて、

この場を良いモノにしていると思ってもらえればと思います。

 

で、

質問の香華灯についてですが、

まず香華灯について知らない人もいると思います。

「なんじゃそりゃ?」って。

 

まーちょっとした専門用語なんですが、

要はお仏壇などに供える、花と線香とロウソクの

ことですね。

 

それを略して香華灯(こうげとう)と言います。

 

これは仏さんにお供えをするうえで、

基本となるモノをさしていたりします。

 

別名、三具足(みつぐそく)

ともいったりしますね。

 

まーお家の仏壇やお墓にお参りするときは、

この三つをまずは揃えましょうというものです。

 

でまーこの由来に関しては、

古代インドの客人に対する対応から

来ていると言われているんですが、

とりあえずそこらへんの

由来や意味についてはおいといて、

そもそもなぜお供えをする必要があるのか?

というところをお話ししていきたいと思います。

 

なぜお供えをするのか?

 

一番はここが原点ですよね。

 

そもそもここに理由がなければ、

花であろうが、お線香であろうが、

ロウソクであろうが、お供えしないわけで。

 

人は意味とか由来というよりも、

なにかしら心理的な理由でそれをやっているわけです。

 

それが表面的に形となっているのが、

香華灯なだけなので。

 

そういうこともあり、

なぜお供えをするのか?

というのを抑えなくては、

香華灯にする意味がなくなってきたりします。

 

人が死者に対してお供えをしたのは、

数千年前のネアンデルタール人の頃だと言われています。

発掘調査の研究では、それは花だったと。

 

つまり現状、この世で始まったとされる

お供えものは花なんですね。

 

お供えをするということは、

一つに死者がモノではないという認識があったりします。

 

アミニズム的というか、

そこには死者が眠っていて、

なにかしら特別なモノがあると、

心のどこかで思っているわけです。

 

じゃないと、お供えなんてわざわざしないですからね。笑

 

粗大ごみをわざわざ供養しないように、

特別なモノが宿っているというところには、

お供えをしないわけです。

 

つまりなにかしらの、有機的な生き物なのか、

仏なのか神なのかわかりませんが、

存在すると思っているわけです。

 

そしてそれが自分と関係あると。

 

なので、死者との会話をするかのごとく、

お供えをするわけですね。

 

そこに宗教が入れば、

「天国でお幸せに」とか、

「極楽で往生してください」とか、

「成仏してください」とか、

「あの世までお送りします」

みたいな感じになっていきます。

 

そんなことで、

死者に対して変なお供えとかは、

(ゴミを置いたりとかね)

しないわけです。

 

一個人として、そこに人がいるかのごとく、

花や線香、ロウソクをお供えするわけです。

 

その形や方法が、仏教では、

香華灯などがありますよっという話しですね。

 

仏教という極楽にいって往生するという

話しを自分の中に採用するなら、

香華灯を供えなさいよということです。

 

ちなみに、

お供えもので生ものを

(電気や絵にかいた紙ではない)

使用する理由としては、

供える側が「供える」というのを、

感じたいからだと思っています。

 

まー平易に言えば、死者との会話ですね。

 

死者との会話をするうえで、

やはり日常の延長線上ではなく、

どこか気持ちを入れないといけません。

 

そんな時に、気持ちを変えれるものとして、

生のモノが自然とそういう気持ちにさせてくれるんですね。

 

燃える、香る、水に活ける、みたいなね。

 

一つ一つなにげないものですが、

そいうあの世とこの世の会話において、

僕たちに働きかけてくれているのです。

 

先ほどいったように、

死者はそこにいるという考え方をしていますから、

お供えものもまた、生きている人にプレゼントするような、

モノを選んでいるということですね。

 

だから逆に言うと、

機会や造花の作りものだけ使うという人は、

そこまで死者のことを思っていないということになりますね。

 

これはそれが悪いというよりも、

そういうものだと思ってもらえればと思います。

 

遠い親戚のお墓について、

なんも思わないのと同じ感覚ですね。

 

まーこういう死者に対してどう思うかは、

その人のタイミングもあったりしますからね。

 

今はどうであれ、将来考えが変わったりするので。

 

といった感じで、

ついつい長々とお答えしてしまいましたが、

なんとなくお分かりいただけたでしょうか?

 

このお供えについては、

細かく話そうと思うと、膨大な量に

なってくるので、要点だけ簡単に話してみました!

 

ぜひ参考にされてみてください。

 

他にもこんな話しが聞きたい!

っていう質問がありましたら、

コメント欄にどうぞ書いてください('ω')ノ

なんでもいいですよ~

 

適当にタイミングが合えば、

答えていきたいと思います。


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