どうもおしょうです!
最近ではないですが、
数年前からイスを使うお寺が増えてきていたりします。
新しく改修しようと思ったら、
とりあえずイス形式にしようとかね。
まーこれ事態は全然悪くないと思います。
「イスなんてけしからん!正座だ!」っていうのも、
どうかと思うので。
今でもお寺の人のお葬式では、正座をすることが多いのですが、
お葬式で亡き人を悲しむというよりも、
正座の痛さが気になってそれどころじゃなかったりします。笑
お坊さんでも多少痛いわけですから、
一般の方なんかしたらもう、辛いわけです。笑
それならイスの方がいいなと前から思っているんですね。
まぁ今では、お寺の人のお葬式じゃない限り、
たいがいホールなので、そこらへんの心配はいりませんが。
ホールができる以前の人たちは、
お家でずっと正座をしていたと思うと、
おぞましいなと思ってしまいます。笑
葬儀=正座地獄みたいな。笑
まー儀式からしたら、正座でも関係ないのでしょうが、
亡き人との別れをしのぶ場といえば、
ちょっとどうなのかなーっと思います。
それに関しては、イスが主流になって、
なによりだなぁーっと。
ただ、
一つ思うのが、やる側の方、
そう!お坊さんの方です。
ここは、一概にイスの方がいいとは言えなかったりします。
もちろん、ホールなどのイスを前提とした作りの
場所だったらいいのですが、
お寺の本堂の場合は、場合によっては正座の方がよかったりします。
どういうことか?
それは単純に見た目の話しですね。
普通にお参りに来た方からどう見られているのか?
というのを意識しなければなりません。
なぜなら、その場の仏の世界観に少しでも
入ってもらわなければいけないからです。
それなのに、
お坊さんがパイプイスを本堂で使ってたら、
なんか冷めるじゃないですか。笑
まーそういうお寺はないと思いますが、極論ですね。笑
公民館で使うようなパイプイスを使ってたら、
どこかお寺がチープに見えるというか、
なんか有難みが薄れてしまいますよね。
そこらへんに関しては、
やはりお寺も表現の世界。
前から法要はライブだと言っていたように、
いかにその世界観に引き込むかというのが大事だったりします。
というか、それが全てといってもいいと思います。
なので、
イスを使うにしても、どういうイスを使うのか?
というのはお参りに来た人目線でみないといけないですし、
イスよりも正座の方が美しく見えるなら、正座の方がよかったりします。
だから、
「イスの方が楽だから」といった理由で、
イスを選ぶお坊さんがれば、
プロ意識が欠けてるなぁーってことを思っていたりします。
たかが、長くても一時間。
その一時間をどう向き合うか?というのが、
やはり肝になってくるのかなぁーっと思います。
宗教儀式はめんどくさいから、
簡易的になんでも効率化していけばいいっていうのは、
違うわけですね。
簡易的にしてしまえば、
もうそれは安っぽくなって意味がなくなってしまいますから。
要はバランスだと思います。
僕の中で、日本の伝統と言うのは、
美を大事にしているものだと思っていますので、
いかにその美というのを、自分の中で定義できているかということですね。
じゃないと、あんな庭園にお金かける必要ないですから。笑
まー観光業って面もあるかもしれませんが、
庭園を維持するって大変ですからね。
そう考えると、やはり美というのが、
いかに自分の中にあるのか?ということだと思います。
美は非効率ですから。
めんどくさいし、楽でもない。
だからこそ、美なんだと思います。
人間か動物かの違いって、
もしかしたらそこなのかもしれませんね。
美しくある。
僕も語れるほど、完ぺきではありませんが、
自分の中の美を育んでいきたいと思います。
正座のお寺がまだある理由は、
おそらくそういう部分もあると思いますよ(^O^)/
※オーダーメイドお香というものを、やっております!
よければご覧下さい。オーダーメイドであなただけの
お香を作ります。
※不定期ですがメルマガやってます。
ブログよりもお寺の教えについて話しています。
あと、ココだけの話しも。笑 よろしければどうぞ!