なぜ遠く離れた地方からわざわざ田舎のお寺にお参りに来るのか?

どうもおしょうです!

僕のお寺は自分のお寺以外に、

もう2ヵ寺兼務という形で

お世話をしていたりします。

 

まーお寺が他のお寺を兼務する

というのは、そんなに珍しくないんですが、

一般の方は知らない方が多いのかもしれません。

 

意外とお坊さんて自分のお寺以外に、

もう1カ寺お世話してたりすんですよ。

 

で、

今日はそんな2ヵ寺がお彼岸法要だったので、

法要をしに行ってきました(^O^)/

 

お寺が変わればまた雰囲気が変わる

ということで、そのお寺のルールや習慣などが、

ガラッと変わったりします。

 

お坊さんもその輪の中に入っていく

わけですから、そのルールにのっとって、

法要を行っていたりします。

 

そんなこともあり、

お寺ってお坊さん主体というよりも、

その地域の雰囲気という、

もっと大きな流れが主になっていて、

お坊さんもその一部なんだなと痛感していたりします。

 

意外とお寺の文化や習慣って、

全体の雰囲気で作り上げられていたり

するんですよね。

 

そんな感じで、多少自分のお寺と

やり方が違ったりするんですが、

それに合わせつつ法要を行ったと。

 

それで面白いなぁーっと思うのが、

ごく稀に地方からお彼岸のために

帰ってきたという人が中にいたりするんですね。

 

大阪とか兵庫とかから。

 

これめちゃ遠いじゃないですか。笑

 

しかもお彼岸だけのために、

滋賀の北部にあるお寺へわざわざ

来られるというのは、結構驚きだったりします。

 

普通、遠いしめんどくさいし、

同じ宗派で近くのお寺に移ろうというのが、

今の人の感覚だったりします。

 

なんならお寺はもういいやと。

 

僕もお坊さんですが、その気持ちはわかります。

 

でも、

年に数回、お寺の行事があるたびに、

お墓参りをしに2時間ぐらいかけて、

来られるわけですよ。

 

もう、不思議でしかありません。

 

なんなんだろうなと。

単純にどういう気持ちで来られているのか、

興味が出てくるんですね。

 

まーだいたいは、

団塊の世代以上の人だったりするので、

おそらく今よりも昔の方が、ご先祖さんの信仰が

強かったんだと思います。

 

それで、その時代を生きてきた人たちだから、

遠く離れていても、縁のあるお寺に来られる

のだろうと。

 

そんな感じがします。

 

これからの時代は、

その逆の信仰離れが主になってくると思うので、

今の30代~40代の人たちが年寄りになる頃は、

どういうふうになっているのかなぁっと。

思っていたりします。

 

その時に、お彼岸のために遠いお寺へ

来る人たちの意味というのが、

わかってくるような気がします。

 

逆が出てくることによって、

また逆の存在が浮き出てくるということですね。

 

だからこそ、

その逆位置に立つ人たちと

こうやって触れあえるというのは、

ありがたいことだなぁと思っています。

 

古臭い仕来りや、文化というのは、

煩わしい部分が多々ありますが、笑

だからこそ、学べるものというのがあるんですね。

 

もしかしたら、

今回の人たちの場合は、

どこか帰れる場所、自分の立ち戻れる場所に

なっているのかもしれませんね。

お墓やお寺って、ほっといても何十年も、

そこにありつづけるので。

 


 

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