どうもおしょうです！
さて今日は１月に出している
精進デザートのレシピにいきたいと思います。
前回の１２月は乳粥でしたね。
お釈迦さんがそれを食べて、
その後悟りを開いていったと。
で、
今回は写真でお分かりのとおり、黒豆！
黒豆をテーマにした精進デザートです。
やはり新年明けた月なんでね。
それに相応しいような、ものを選びました。
豆とお寺というのは、
つながりが長く、お寺の料理といえば、
豆料理が入ってくるというのが定番的なものでした。
(今は社会も豊かになり、
なんでも食べる人がほとんどですが、
昔は畑でとれた豆を栄養源としてよく食べられていたんですね。）
そんなこともあり、
あらゆる宗派の開祖と言われる
偉人のお坊さんなんかも豆を好んで
食べていたといわれるほど、
お寺と豆というのは、生活に根付いたものだったんですね。
有名なところでいうと、
禅を広めたことで有名な道元もそうですし、
インゲン豆を日本に輸入したといわれる、
隠元なんかも、豆が好物だったといわれています。
そんな感じで、
豆はお寺のあらゆる所でよく出てくるのですが、
その中でも祝い事で縁起物として、
食べられていたのが、黒豆や小豆です。
小豆は赤飯なんかで、
めでたいイメージがありますが、
黒豆もそうなんですね。
これに関しては、
発祥が仏教ではなかったりするんですが、
昔から邪気払いの食べ物として、
正月などに食べられていたといわれています。
その意味合いとしては、
今年一年もマメ（豆）に働いて、
日焼けして黒くなるほど
（昔は農業が生活の基盤だったから）
健康でいられますように、という意味で食べられていたといわれています。
まー諸説あるみたいですが、
古来からそうやって、僕たち日本人を
支えてきたのがこの黒豆なんですね。
なので、
今回もそれにあやかって、
お寺体験では黒豆を食べて一年の
ゲンを担いでもらおうということですね。
ぜひそんな意味も知りながら、
黒豆というものを食べてもらえればと思います。
それではレシピにいきましょう！
黒豆の豆乳ムース
材料：黒豆、豆乳、砂糖、
醤油、塩、みりん、だんご粉（米粉）
１．鍋に水、塩、砂糖、醤油、
みりんを加えて混ぜながらひと煮立ちさせ、
乾燥黒豆が入ったボールに汁を入れて、
一晩ねかせます。
(釘があったら、釘を入れると黒豆にツヤが出ます。）
※分量は、黒豆75g、水500cc、砂糖65g、
醤油大さじ1、塩小さじ1/2、みりん少々）
２．一晩たったら、そのまま鍋に移し、
強火で煮立てていきます。
水が無くなってきたらその都度足していきます。
アクが出て来たらこまめに取ります。
(渋みの原因となるため。）
その後、ある程度アクがとれたら、
弱火にして、ほどよい柔らかさになるまで煮込んでいきます。
※黒豆が煮えたら、味を馴染ませるため、
一晩ねかせるとなお良しです。（釘は取る）
３．次に豆乳のムースです。
鍋に豆乳、だんご粉、黒豆の煮汁、砂糖
を加えて弱火でかけながら、
ホイッパーで素早く混ぜていきます。
※豆乳150cc、煮汁50cc、
だんご粉大さじ1程度、砂糖適量
(砂糖は味見をしながら好みの甘さにするといいです。）
４．豆乳が沸騰し、
きめ細かく泡立ってきたら、
火を止め器に流し込んでいきます。
(全体的にシャバシャバにならずに、
ふわっと泡立っている状態がポイントです。）
粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やします。
※シャバシャバの場合は、だんご粉を
足して調整しましょう！
５．冷蔵庫で冷えて固まったら、黒豆を上にのせて完成です！
まとめ
といった感じで、
黒豆をはじめからやろうと思うと、
仕込みが大変ですが、
市販で出来合いの黒豆で作ると、家庭でも簡単に作れると思いますよ。
これも１０分もあればチャチャっとできちゃいますね。
あと、食べる時のポイントは、
黒豆が甘くできているので、
黒豆と豆乳のムースを一緒に合わせて
食べると黒豆の甘さと豆乳の淡い味わいが
中和して美味しかったりしますよ！
なので、味付けも黒豆は甘く。
豆乳ムースはややあっさり目に
作るとバランスがとれると思います。
まー豆乳と黒豆というのは、
精進デザートでは鉄板の組み合わせですからね。
これは１２月の乳粥と比べて、
食べる人によって当たりハズレがないので、
ぜひお家などで試して食べてもらえればと思います！
今年一年の健康とそれから実る躍進を
祈って食べられて見て下さい(^-^)
【参考サイト】
・豆乳ムース
⇒https://cookpad.com/recipe/4274505
・黒豆煮
⇒http://m-jun.seesaa.net/article/115548394.html
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