海老芋とみかんを使った12月の精進デザートのレシピ

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どうもおしょうです!

今日は写真でもおわかりのように、

前回お寺体験でお出しした、

精進デザートの作り方を紹介しようと思います!

 

12月ということもあり今回食材に選んだのは、

みかんと海老芋でございます。

みかんはよくこの時期になると、

コタツの上にあったり、贈り物でもらったり

なんだかんだ家にある定番の果物ですね。

 

で、

海老芋はというと、

お正月のおせち料理に使われたりと、

一般的な家庭料理からするとそこまで

なじみが無い食材かなぁっと思います。

まー簡単にいうと山芋の一種ですね。

 

今回たまたまスーパーに行った時に、

ほんとたまたまあったので、

「おぉ!これは!」っと思い使ってみることに。(^^)

 

個人的にも普段使わない食材だけあって、

どうなるんだろう?っと楽しみの精進デザートでございました。

 

で、

今回の「海老芋みかん」のイメージはというと、

12月ということで、雪山をイメージしたのは

もちろんのこと、

仏教的な意味合いでいうと、
「涅槃経(ねはんきょう)」という
お経にでてくる有名な説話、

雪山童子(せっせんどうじ)と鬼
の話しをモチーフにして作りました。

どういう話かと
簡単にいいますと、
帝釈天という神様が本物の志をもった
修行者かどうか雪山童子という修行僧を
鬼に化けて試したという話しです。

で、
雪山童子は鬼の恐怖に勝ち、
帝釈天に認められるわけなんですが、
その時、帝釈天に
教えられたのが、
「諸行無常」というあの有名な言葉なんですね。

まーこれは説話ですので、
お伽話みたいなものなんですが、
要は伝えたい事は、
「諸行無常」という教えはそれぐらい
大事な教えなんだよということなんですね。

ちなみに、
この話しは「いろは歌」を作る時に
参考にされたんじゃないかとも
言われていたりします。

といったことを踏まえつつ、

さっそく精進デザートにいってみたいと思います!

 

 

おーーーー!!\(^o^)/

 

 

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『海老芋みかん』

 

※みかん3個、海老芋4個(3~4人前)

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1.海老芋は皮をむいて、柔らかくなるまで火をとおしていきます。

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2.柔らかくなった海老芋は、裏ごししてなめらかにし、砂糖、塩(少々)

酒(少々)を加えて味を整えつつ混ぜていきます。

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3.みかんは薄皮の周りの白い筋を取り(残しても可)、フライパンにひきつめて、

水、砂糖、塩(少々)、白ワイン(少々)を加えて

全体に火が通るまで弱火で煮込んでいきます。

(水は100cc程、砂糖はお好みで。今回は大さじ2程度)

その後、火を止めて容器に移し替えて冷ましておきます。

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4.ボールに先ほどの海老芋とみかんを加えて、

全体に海老芋が絡むようにバランスよく混ぜていきます。

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5.最後に器に移し替えて盛り付ければ完成です。

色付けとしてミントもどうぞ。

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と、いった感じです。

今回もわりと材料が揃えば、

お家で簡単に作れるデザートかなと思います。

海老芋の餡が小豆などの餡よりも

あっさりしていてなめらかな舌触りなので、

甘いモノが苦手な方でもくどさがなく美味しく

いただけるんじゃないかと思います。

 

みかんの甘酸っぱさと、

海老芋の甘さが口の中で交わって、

独特の味わいを楽しんでいただけると思います。

 

この季節ならではの食材を

使ってみたので、興味がある方は

是非お試し下さい\(^o^)/

海老芋がない場合は、山芋で代用して

いただいても良いですよ。

 

それではまた!