お寺のお坊さんが毎日お墓を見ているからこそお盆に思うこと

どうもおしょうです!

お盆が終わりました。

今年もあっという間です。

 

気づけば8月も中旬になり、

夏ももうそろそろ終わりかなといったところ。

 

お寺としては怒涛のような行事が、

連日ありそれをこなしていく毎日

だったのですが、もうそろそろ落ち着いてくるかなといったところです。

 

ただまぁ、関西では地蔵盆という、

地域のお地蔵さんをお参りする文化があるので、

今週ぐらいまでは行事がちょこちょこっと入っていたりします。

 

なので、関西のお坊さんからすれば、

地蔵盆が終わるまでは、お盆が終わった

といった感じがしないかもしれませんね。

 

そして後一カ月もすれば、

お彼岸の時期になるので、忙しいなと。

 

お参りした人も、

お盆終わったのに、またお参りかいな!?

と思われるかもしれません。苦笑

 

ただ、昔は今よりも

あれやこれや忙しくなく、

ゆったりした時代ですから、

1カ月と言っても、今の人よりも、長く感じていたかもしれません。

 

さぁ夏が終わって、

収穫の前に仏さんにお参りしよう的な。

 

現代は便利になった分、

物事のスピードというのが早くなっていたりします。

 

昔は隣の町まで行くのに、

徒歩で1日かかってたのを、

今は車で20~30分で行けたりするわけです。

 

連絡もそうですね。

昔は手紙で一回やりとりするのに、

4、5日ぐらいかかっていたのが、

今やLINEで数分、下手すれば数秒でやりとりできてしまうわけです。

 

すべてが早くなる。

だからこそ、一日に処理する割合が増えてきて、

1週間も1カ月もあっという間に感じてしまうんですね。

 

そういうこともあり、

その流れの時代から考えると、

お盆からお彼岸という長さは、短く感じてしまうのかもしれません。

 

それはどうしようもないこと。

 

時代のスピードが早くなることは

あっても、遅くなることはありません。

 

なので、このお彼岸という意味を

ただ「お参りしてください」

というのではなく、

みんなにとって意味のあるお参りになるよう、

再定義し考えられているお寺があったりしますね。

 

ただ時期が来たからやるだけじゃ、

お参りが形骸化し、

ただただ面倒くさい行事になっていまいますからね。

 

まーそんな話しもしつつ、

お盆があったということで、

境内も夏前よりか綺麗になっていたりします。

 

花も供えられ、見ていて清々しいものがあります。

 

先祖供養は世の中的に揶揄されがちですが、

こういう景色を見ると、良い文化だなぁと思います。

 

先祖さんを思って、花を供え、キレイにするわけですから。

 

この酷暑で花は1日でほぼ萎れて、

枯れてしまいましたが、

またお彼岸の時期に美しくなるのだと思います。

 

毎日お墓を見ていると、

何気ない変化に気づいたりしますね。

 

お盆も花も諸行無常、幻のように流れ過ぎ去っていきます。

スピードの早い時代だからこそ、

その一瞬を見つめていきたいですね。

 


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