お墓や仏壇などで行われるお性根入れとお性根抜きとはなに?

どうもおしょうです!

お寺の宗派によっては

お性根入れ、お性根抜きというのがあります。

 

これは何かというと、

お性根入れは言わば開眼供養みたいなもので、

お性根抜きは、逆に終わる時に行う儀式だったりします。

 

性根というのは、

性根を叩きなおすみたいなことを

一般的にもよく言われるように、

性を司る根っこみたいなものです。

人で言えば、心の根幹ですね。

 

これを物や道具に当てはめると、

魂みたいなものだったりします。

 

で、お性根入れ、抜きというのは、

主に仏壇やお墓などで行われたりします。

 

つまり、お墓や仏壇に魂を宿す、

儀式だったりするんですね。

 

地方によったら、お墓を建てた時や、

墓終いをする時、仏壇を買った時などに、

お寺さんにお願いされることがあったりします。

 

町中は知らない人も多いということもあり、

やらない所も多いかもしれませんが、

地方ではまだ行われている所が多かったりするんですね。

 

まー言うと、人形供養に近いかもしれません。

 

あれも別にやらなくても、

日常に直接的な支障があったりするわけではありません。

 

ただ、気持ち的にちゃんと供養したいから、

やるという感じなんですね。

 

なので、お性根入れ、抜きも同じようなもの。

別にやらなくても実質的に支障は無いのですが、

心情として行われることが多かったりします。

 

それは魂というものを信じるか

どうかに繋がってくるのかもしれません。

 

もっと言えば、仏やご先祖さんの存在を

信じてるかどうかにも繋がってくると思います。

 

仏像も言ってしまえば、

ただの木ですが、

そこに仏の存在を信じるから、

仏像を敬うというのが生れたりします。

 

それは結局のところ

その人の姿勢、あり方にも繋がってくるものです。

 

お墓を建てるにしろ、

お墓を終うにしろ、そこにその人の生き方というのが見えてくるんですね。

 

たかが仏壇、たかがお墓ですが、

どう向き合うのか?

 

そういう人としての向き合い方が、

見えてくるのがお性根入れ、抜きだったりします。

 

自分の家の仏壇、お墓を

どう思っているか?という事ですね。

 

丁寧にご先祖さんや仏さんに

敬意を表すのであれば、

お性根入れ、抜きはオススメです。

 

やらなくても、

特に日常に問題はありません。

 

ただ礼儀として、

行うかどうかですね。

 

個人的にそういう礼儀を重んじる人に、

悪い人はいなかったりします。

良からぬ道に走る人もいなかったりします。

 

不思議なもので、

見えないものに対する礼儀を

持たない人は、家庭的にも人間的にも

あまり良くない人が多かったりしますね。

 

仏像、お墓に魂を宿す。

仏像、お墓にも魂が宿っている。

僕は日本的で美しい価値観だと思っています。

 

お性根入れ、抜きを知らない方は、

ぜひこの機会に知っていただければと思います。


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