2月なのに今日はお正月!?お寺では火を焚いてゴニョゴニョします

どうもおしょうです!

さーって今日は立春!

旧正月ですね。

 

節分の豆まきや恵方巻なんか、

やられるのではないでしょうか?

 

恵方巻なんかは、

最近では関東でもコンビニで売っていたりしますからね。

僕も昔、関東に住んでいた頃は、

「あ、今日は節分か」と思って、恵方巻を一応食べていました。

(まー普通に美味しいし。笑)

 

まー豆まきなんかは小さい子がいないお家は、

やらないかもしれませんが、

恵方巻に関しては大人でも楽しめる行事だと思います。

 

で、

本日お寺では、毎年恒例の「星祭り」というのが

行われます。

1年に1回、旧正月に担当星が変わり、

去年お世話になった星と今年お世話になる星に

対して、お祈りと供養を護摩を焚いてやるわけですね。

 

なんで、護摩を焚くかというと、

煙は天に上るもの。

だから、自分たちの祈りも煙にのせて、

天に捧げるというところから来ていたりします。

 

これに関してはお線香もそうですね。

仏さんに線香をあげるという意味は、

まさにあの世にいるご先祖さんに向けて、

天高く煙を捧げるというところからきていたりします。

 

で、

今回は自分のお星さんですので、

ご先祖さんというか、どちらかというと、

現世利益という今生きる自分のために、

祈り捧げるものだったりします。

 

ので、

お葬式や法要みたいに、厳かな感じというよりも、

どちらかというと、炎を焚きますので、荒々しい、

儀式になっていたりいします。

 

火渡りなんかも、

それに近いものがあるかなぁーっと。

 

やはり、生きている自分たちに対しての

儀式ですので、いかに「生きる」ということを、

儀式を通して伝えるかというのが、大事なところだと思っています。

 

逆にしんみりと厳かにやったら、

パワーをもらうというか、パワーを抑えられる感じがしますからね。笑

 

なので、

火の炎のごとく、多少荒々しく行ったりします。

 

そして、僕のお寺がある地域は、

農村の地域ですので、五穀も火の中に放り込み、

五穀繁盛を願ったりします。

 

昔の人からすれば、

五穀が豊かに実る=生活の安定

と思われていたので、今もなお、

食の恵みに対する祈りが残っていたりするんですね。

 

まー今じゃ、逆に食料が溢れすぎて、

そういうことも薄れてしまいましたが・・・笑

昔は、「ご飯が食べれる=幸せ」だったということです。

 

あ、別にご飯を大切にしなさい!みたいな

説教臭いことをいうわけではないですよ。笑

 

今は今なりの理由があるので。

 

ただ、そういう素朴なところから、

人の祈りというのは始まっているということですね。

 

そんな自分の生活が豊かになりたいという

素朴な思いが、この五穀に込められているということです。

 

素朴というものは、

小さい頃は誰しもが持っていたもの、

しかし、大人になるにつれ、社会の常識や

日々の生活によって、いつのまにか忘れていってしまいます。

 

そして、

なにかを失った時に、

そういう素朴に立ち戻る。

 

そんな立ち戻るところに、

日本の伝統行事というものがあるのかもしれません。

 

福は内、鬼は外~!

 

というのを改めて、

自分と照らし合わせて考えて見られてもいいかもしれませんね。

 

今日は旧正月。

昔でいう、1年の始まりです。

 

日ごろの恨みを豆にぶつけてみて下さい。笑

 

※写真は、去年1年間お寺体験で、

写経を書いてもらった時に、お願い事を書いて、

もらった人の、願い事を護摩木に書き移しているところ。

一人一人名前とお願い事を読み、

燃やさせていただいています。

そして、それが灰になり、天に昇っていくということですね。

 

また来年度分も明日から受け付けております。


 

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